内容説明
ロンドンの豪華なホテルのロビーでひと目見た瞬間、アレーナは全身がとろけ、たちまちその男性のとりこになった。彼の名はキリル、ロシアの実業家だという。勇気を出して声をかけたものの、冷たくあしらわれ、アレーナの初恋はたちまち消え去ったかに思えた。ところが、彼女の姓を知ったとたん、キリルの態度が一変する。「きみとの再会を期待しているよ」この人なら、きっと本物の恋の喜びを味わわせてくれる。うぶなアレーナは天にも昇る心地だった。だが、彼の真の狙いは競争相手の彼女の兄を出し抜くことにあった……。■昨年12月、惜しまれつつ、その生涯を閉じたペニー・ジョーダン。ハーレクイン・ロマンスでは、追悼特集として今月から4カ月連続で彼女の作品をお届けします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまと
3
罠を仕掛けたはずのヒーローがヒロインに夢中になっていく姿がおもしろかった。ヒーローの思惑がヒロインにばれた後の、ヒロインの変わりぶりにびっくり。ヒーローもっと反省してねと言いたい。2015/11/24
たまきら
1
日本の漫画版をよみました。絵がすごく素敵です。2015/03/19
MOMO
0
怒るまい・・・アレーナちゃんはまだ19歳の嬢ちゃんだ・・・セクシーな男性に惹かれた箱入り娘が、少々性衝動と性ホルモンに翻弄されても仕方ないんだから・・・そう、そのためにおろか極まりない妄想とばかげた理想を脳内に構築したとしても、怒っちゃあいけない・・・たとえ、それが自分の力を実力以上に過信しているお馬鹿さんでも!!! 2012/09/16