コストを試算![日米同盟解体]

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コストを試算![日米同盟解体]

  • ISBN:9784620321424

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内容説明

米軍再編、中国軍の台頭、北朝鮮の核の脅威、領土問題―日本を取り巻く波、高し。
それらすべての土台にあるべきなのが、日米同盟のコストという冷徹な認識である。気鋭の研究者が緻密な計算の元に割り出したリアルな数字に刮目せよ。

ますます緊張感を増す、日本をとり巻く国際環境。
安全保障の専門家が記した、地に足のついた日米関係論にして、今後の軍事・外交問題を考える上でも必読の1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

3
情報量が多い。まえがきの問題意識は一読の価値あり。日米同盟は「空気のようなもの」。親米派も反米派もどこかそれを所与のもののように扱ってきたが、実はそれほど安泰なものとは限らないことはトランプ政権の登場でより明白となった。2017/03/31

Jey.P.

1
前半の日本の安全保障の概略を解説した部分は良い。本題の試算は米国が敵性国家になるというシナリオを取り扱っていたり、間接的な経済への影響を試算した部分は首を傾げる箇所が多かったりと微妙に思った。自主防衛が非現実的だという結論は頷けるのだが。2014/03/13

秋津

1
日米安保抜きで日本防衛はどのくらいコストがかかるか考察した一冊。防衛大学校で実際に教鞭を執る筆者が、日本を取り巻く環境や経済的な影響も踏まえ、どの程度負担が増えるのかデータを用いて解説しています。「戦闘機買うお金で学校が建つよ。」だとか「子ども手当(当時)やめたら原子力空母持てるよ。」的な、あまりお近づきになりたくないタイプの言説ではないので、そういう意味で安心して読めました。全体的に「安保抜きで日本防衛不可能」という感じ芬々なので、それを結論ありきととるか、「まあしょうがないよね。」ととるかという感じ。2013/09/18

Рома

0
結論ありきで話を進めているが、もし日米同盟が解体された場合その後防衛力を維持するためにどの程度のコストがかかるのか把握出来た。1部保守派が唱える核武装論は膨大な費用がかかるだけでなく国際社会で築き上げて来た日本の信頼を失墜させてしまう。2017/09/04

Shun

0
分かり易そうだと思ったので購入。日米同盟を解体した際には現在の2倍の約8兆円の国防費が必要であり、その他逸失利益等を考慮すると同盟解体コストは22兆円になるということである。これは人によって大きく見解が異なると思う。米軍再編費用は極力米国中心の負担にし、武器は英独仏などと共同開発生産で、もっと安い方法で対米追従から自立防衛に移行できるのではないかと思った。筆者の肩書きがあってか、日米同盟を肯定的に解釈する結論で終わっているのは残念。然し、同盟を検討する方向について関心を持って欲しいということかも知れない。2013/08/04

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