内容説明
きっと彼は振り向いてくれないだろう……けど、好き。
同性愛者の歌人が贈る、恋のときめきからうまくいかないつらさ、痛みが詰め込まれた短い言葉で織りなす恋愛フォトエッセイ。
「ちょっと大人になったとき、また読み返したい」(女性・17歳・高校生)
「遠くて近い、私の恋の代弁者」(女性・19歳・大学生)
「誰もが求めていた、生きる糧になる言葉があります」(男性・24歳・大学院生)
「涙が出た。そのとき、まだ彼のことが好きなんだと気がつきました」(女性・25歳・会社員)
「友達の日記を盗み見るような、緊張感と親近感」(男性・25歳・会社員)
「すごく自然と心に響く。はまりそうな予感」(女性・39歳・主婦)
「切なさと性愛を同時に詠うことのできる、稀有な歌人」(女性・42歳・会社員) など共感の声、続々!
片思いの甘くて苦い気持ちによく効きます。
目次
はじめに
1.片思い
2.いつからだろう
3.クラスメイト
4.好きすぎて
5.携帯電話
6.近すぎたから
7.さよならの日
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りか
11
短歌や和歌と言う単語のもつ堅苦しいイメージを軽やかに飛び越えて活躍する、若手歌人“鈴掛真くん”の第一歌集。 口に出せない片思いの切ない気持ちを31文字に切り取って美しい写真と共にまとめられています。 “たくさんの足音が聞こえるけれどひとつも君じゃなかった渋谷” “僕だけの景色じゃないと知っている君の背中に触れる自転車”2012/12/30
神瀬威彦
1
せつない。 ストレートで若々しい詠みぶりに、少しむずがゆさを感じながらも、「自分もこんな気持ちになっていた頃があったかしら・・・」なんて思い返す。2021/06/10




