なぜ、自粛警察は日本だけなのか―同調圧力と「世間」

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なぜ、自粛警察は日本だけなのか―同調圧力と「世間」

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  • サイズ 46判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784768459355
  • NDC分類 361.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

 日本は同調圧力の強い国である。日本人はいつもお互いのことを気にし、調和を重んじる関係性を築こうとする。これを同調圧力と定義する。
 2020年以来3年にわたり風景を一変させた新型コロナウイルスパンデミック。確かにコロナ禍は一種の「非常事」であるといっていいので、日本以外の国でも大なり小なり同調圧力はあった。しかし、他国ではまったく見られなかった「自粛警察」や「マスク警察」のひどさは世界的にみても突出していた。また、小室さんバッシングややけくそ型犯罪など、異様な社会に変化している。
 いったいなぜこんなヒドイことになったのか。その原因を「社会」が縮小し「世間」が肥大したから、と考察する。
 同調圧力は1998年あたりをターニング・ポイントにして大きく変化し、このころから「息苦しさ」や「閉塞感」を強めてきた。その背景を後期近代に突入した日本という概念から分析、世間の肥大化を阻止し社会を取り戻すための、具体的方策まで言及。

内容説明

日本はますます生きづらい国になっている!いったいなぜなのか?本書は、これを生み出す強い同調圧力の根底にある「世間」を解析し、近年「世間」が肥大化し、社会が消滅していることを暴き出す!

目次

1 同調圧力をかけてくる「世間のルール」―日本の「息苦しさ」の根底にあるもの(同調圧力の根源にある「世間」;「お返し」ルールは相手に重い心理的負担を負わせる ほか)
2 日本は同調圧力の陳列室になった―新型コロナ禍があぶり出したもの(「法のルール」に頼る欧米、「世間のルール」に頼る日本;日本特有の「コロナ感染者差別」のワケ ほか)
3 「小室さんバッシング」の意味するもの―天皇制をめぐる同調圧力(エスカレートする「小室圭さんバッシング」;何はともあれ、まず謝罪を求める「世間」 ほか)
4 若者のあいだに蔓延する「宿命主義」の気分―「世間」の肥大化と社会の消滅(「親ガチャ」の根底にある「宿命」というコトバ;“後期近代”の高原期に生きるということ ほか)
5 自暴自棄による「ヤケクソ型犯罪」をめぐって―「死刑になりたい」という奇妙な動機(“後期近代”への突入と「ヤケクソ型犯罪」;「附属池田小事件」における「宿命主義」の登場 ほか)

著者等紹介

佐藤直樹[サトウナオキ]
1951年仙台市生まれ。評論家。専門は世間学、現代評論、刑事法学。九州大学大学院博士後期課程単位取得退学。英国エディンバラ大学客員研究員、福岡県立大学助教授、九州工業大学教授などをへて、九州工業大学名誉教授。現在は、日本世間学会幹事、日本文藝家協会会員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などで、ニッポンの「世間」についての発言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

2h35min

3
図書館で見つけた。 もともと、新型コロナ対策では、日本だけが他の国とかなり違う方向を向いていたように思う。 「社会のルール」すなわち法より「世間のルール」が優先するという話は、私たちの周りで起こっているさまざまな現象を説明するのに充分だと思った。2023/12/11

gontoshi

1
日本の同調圧力が強い理由が分かって来たような気がします。根拠のない同調圧力は少しでも減らして行きたいところです……2023/08/27

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