宇宙へ「出張」してきます ―古川聡のISS勤務167日―

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宇宙へ「出張」してきます ―古川聡のISS勤務167日―

  • ISBN:9784620321202

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内容説明

医師から宇宙飛行士に転職、出張先は宇宙!!
100を超える科学実験やミッション、プログレス事故、スペースデブリ衝突の危機を乗り越え帰還した笑顔の宇宙飛行士、古川聡、167日の軌跡。

第一章 帰還 宇宙人から地球人へ
第二章 旅立ち 地球人から宇宙人へ
第三章 宇宙飛行士になるまで
第四章 これからの宇宙

日本人最長の連続宇宙滞在を果たした、古川聡さんの「出張報告」
命がけの宇宙出張を終えた古川聡宇宙飛行士にロングインタビューを重ね、
無重力と重力がもたらす身体の変化や宇宙生活を医師の目で分析した異色の滞在記。

無重力環境が人体にもたらす変化とは―――――
地球帰還後の「軟体動物みたいに体の軸が定まらない」「紙1枚でも重い」「座るとお尻が痛い」
といった不思議な身体感覚や無重力に適応した体をリハビリで「地球人」に戻していく過程を「医師の視点」でつぶさに語り尽くした。
また、日本ではあまり知られていないロシア「ソユーズ」宇宙船での離発着時の様子や宇宙実験のトラブルシューティング、
スペースデブリ衝突危機回避など命がけの宇宙滞在の全容を臨場感たっぷりに再現。

「超」がつくほど腕白だった子ども時代や野球に燃えた青春時代、宇宙飛行士を志してから初飛行までの道のりなど、
ほとんど知られていない古川さんの半生も取材。秘蔵写真や図版類も豊富。

目次

第1章 帰還(宇宙人から地球人へ カザフスタン帰還取材記)
第2章 旅立ち(地球人から宇宙人へ ドクター・古川の宇宙支局便り 宇宙と話そう!銀河教室 宇宙と話そう!―帰還直前紙上対談 ゲスト間寛平さん)
第3章 宇宙飛行士になるまで
第4章 これからの宇宙(もう一度、行きたい 検証これからの宇宙飛行)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

71
2011年宇宙ステーションISSに165日間滞在した古川聡さんの地球帰還がら始まる、無重力の宇宙から重力のある地球に戻ると歩けない、リハビリに同じ位の時間が掛かる、足を使わない為に毎日トレーニングしていても足が退化してしまう、星人がタコのような姿をしているのもあながち嘘ではないのかも、ISSでは狭い空間で長期退屈だろうと思ってましたが、沢山のミッションや仕事があって秒刻みのスケジュールをこなす彼らはやっぱり超人です。宇宙からの美しい地球見てみたいです。「今日できる事をやれば明日は今日よりきっとよくなる」2015/08/04

和草(にこぐさ)

11
宇宙飛行士は凄い!の一言です。この本を読んだことでなんとなく、宇宙の感じがつかめたような…宇宙酔いと地球酔いは辛いですね。先日、テレビで野口さんを見ましたが、お二人共、気さくな方の印象を受けました。2014/08/26

みんと

10
東大理Ⅲに現役合格、卒業後、附属病院の外科医として活躍中、脳天に稲妻が落ち(?)、宇宙開発事業団が募集する宇宙飛行士に応募。 結婚して2人のお子様にも恵まれ、まさに油が乗り切ったといっても過言ではない状況の中での選択であった。 なんてバイタリティーに富んだ方なのだろう。 お人柄が滲み出ている笑顔も素敵である。 お母様は飼っていたインコが死んでしまった時でも、胸を開いて、心臓や肝臓など体の構造を説明したというのだから、古川さんの好奇心の強さはお母様譲りなのだろうと思った。2012/07/24

ゆき

7
若田さん、野口さんに続いて日本人で3番目に宇宙に長期滞在した宇宙飛行士古川聡さんの話。宇宙飛行士選抜試験を受けるのは、軍人、パイロット、エンジニア、医師等が多いらしいが、古川さんも医師。選抜試験に受かり、実際宇宙へ行くのに12年かかったという。宇宙飛行士になるまで、なってから、今後の日本の宇宙開発の方向など、終始ワクワクが止まらない本だ。私は最近宇宙にはまってしまっている😌2021/09/13

うさっぴ

6
宇宙飛行士になること、そして実際に宇宙に行くことは、途轍もない狭き門で大変な努力を必要とする。すごいな。何事も努力が大切だと思った。2015/03/12

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