内容説明
「僕の名前はアミール。タラカールのシークだ」そんなばかな。キャシーは驚きに目を見開いた。彼女は昨日、アミールの国を旅してまわったばかりだった。ところが途中で山賊に誘拐され、この野営地に連れてこられた。あられもないアラブの踊り子の衣装を着せられ、男たちの元を訪れたアミールに貢ぎ物として差し出されるために……。でもまさか彼がこの国のシークだとは思わなかった。その彼がどうしてここに? キャシーを決して傷つけることなく、慎重に事情を尋ねてくる態度にはオーラが漂い、つい惹かれてしまう。同じテントで過ごすシークとの夜に、キャシーの心はざわめいた。
感想・レビュー
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くろうさぎ
1
後のほうの二人のやり取りには、泣けてしまったわ・・・。ひどすぎる~~~!しかも言われてる最中のヒーローってば、あまりにも自分勝手すぎる言葉でいっぱいじゃんか~~!!2013/04/26
MOMO
0
キャシーちゃんが女優という設定は、別に無くってもよかったんじゃぁないかと・・・それに、その国の言葉がわからないのに、英語を教えるなんて、できるのかしらん??おまけにバスに運転手と彼女だけが取り残された理由もわかんないし・・・などと、本筋とは関係ないことばっかり考えながら読んでおりました。お話自体は・・・最初、いい奴だと思ってたアミール君が、どんどん男の身勝手さを発揮してくれるさまに、思わずあっけにとられてしまったわ・・・キャシーちゃんにあんなふうに思われても仕方ないわね。2012/08/19