内容説明
ヨーロッパにおけるムスリム生徒の増加は、各国の公教育が想定してきた「国民」や「市民」像の再考を促すこととなった。本書は、西欧諸国で最も大規模に組織化されたイスラーム教育が導入されたオランダとベルギーを対象として、イスラーム教育が両社会とムスリムコミュニティにどのような影響を及ぼしてきたかを明らかにする。
目次
第1部 公教育における宗教の位置取り(オランダの公教育と宗教;ベルギーの公教育と宗教)
第2部 イスラーム教育の参入(オランダのイスラーム教育;ベルギーのイスラーム教育)
公教育におけるイスラーム
エピローグ
著者等紹介
見原礼子[ミハラレイコ]
1978年、山口県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了(社会学)。日本学術振興会特別研究員、フランス社会科学高等研究院客員研究員を経て、現在、ユネスコ日本政府代表部専門調査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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