講談社文庫<br> 終焉の詩 フェンネル大陸 偽王伝7

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講談社文庫
終焉の詩 フェンネル大陸 偽王伝7

  • 著者名:高里椎奈【著】
  • 価格 ¥712(本体¥648)
  • 講談社(2015/04発売)
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  • ISBN:9784062772853

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内容説明

強大な国力を背景に覇権を握り、今また、ソルド王国に進軍を開始した宗教国家シスタス。しかし一方で、皇王を中心とした治世は繁栄を誇り、民から信頼を集めていた。矛盾を内包した神の国。フェンは、小国に残る友を救うため、シスタス皇王のいる地へと向かう。「フェンネル大陸 偽王伝」シリーズ完結編! (講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nins

32
「偽王伝シリーズ」完結。良い一区切り。最初は戸惑うような展開で進んでいたこのシリーズも登場人物達の魅力が発揮されるようになってからは徐々に面白さも上がって、ファンタジーのシリーズ物として世界観が出来てきた。今までひっぱってきた謎もいくつか回収。それでも、主要キャラの多さと広げた風呂敷の大きさで、やっぱり残った部分があったり。そこは次のシリーズでしょうか。ローゼルとシスタス皇国の過去。「偽王」フェンが望んだ道。ラストはご都合主義的な感もあるものの、登場人物それぞれが結論をつける。まだフェンの旅は続く。2012/08/15

雪守

13
シスタスの首都に辿り着いたフェン。迷いを振り切り自分が進む道を選びとった彼女が見た真実は…。フェンの真摯な想いに影響されて敵味方問わず変わっていき、そして大きな流れを生み出していく様子が心地よいです。アシュレイの天才故の葛藤、そしてそれを吹き飛ばしたロカの行動もよく描かれていました。ちょっと都合が良過ぎるかなとも思いつつもこの清々しいハッピーエンドに満足です。2012/06/25

眠る山猫屋

9
やっぱり、とっても、優しい物語でした。誰もが誰かを想い、必要とされたいと願い、嫉妬に苛まれ道に迷う。その塊のようなフェンが、少しづつ己を見いだし、世界を変えていく。そんなフェンの旅立ちは少し寂しくて、風に背中を押されるように歩いて行くふたりの姿が目に浮かぶよう。また近いうちに会えるといいな…2012/10/24

かー

6
ああ...終わってしまった。最終巻ということで大事に大事に読みました。色々と予想外の展開で驚いたのと、他の方が言っているように上手くいきすぎかな、とも思いましたが、ハッピーエンドが大好きな私としてはとっても良かったです。もっと旅の続きが読みたいです。勿論、続きも文庫化されるんですよね?サチの過去も謎のままなのでこのままでは終われません!続編も楽しみに待っています。2012/07/07

えみちゃん

6
偽王伝シリーズ完結編です。強大な国力を背景に従わない国は、武力で従わせようとする宗教国家シスタス。その一方で、皇王を中心とした治世は繁栄を誇り、民からは信頼を集めていた。その矛盾を知るべく、フェンと仲間は 乗り込む。そこで驚くべき真実を目にする。先のラビッジ女王ローゼルの死の真実。驚くべき真実でした。真の王とは何か?王たちの上に立つのではなく、人の間で人を横に繋げて行く者。不変で在り続ける者。最後にたどり着いた答えはそれでした。皇王の逝去に伴い、王制を廃止したシスタスは、今後、遺恨の解消に努める努力を。2012/06/18

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