電撃文庫<br> エスケヱプ・スピヰド 弐

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電撃文庫
エスケヱプ・スピヰド 弐

  • ISBN:9784048866552

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内容説明

自国の今を知るため、帝都・東京にやってきた九曜と叶葉。復興の進む街で、九曜は機械兵を連れた不遜な少女に襲われる。『第三皇女・鴇子』 だと名乗る少女は、九曜に自らを守るように命令する。 誰から何故追われているのか記憶がないと言う鴇子。九曜は訝しむが、叶葉は彼女を放っておけないと言う。叶葉の懇願により、九曜は鴇子の情報を求めて軍の地下施設を訪れる。そこで彼を待ち受けていたのは、全滅したはずの《鬼虫》シリーズのひとりだった ── !? 第18回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作、第2弾登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yobata

40
今の八洲を見るため東京に出てきた九曜と叶葉は泥棒として周囲を騒がす鴇子とお付き機械兵の菊丸と出会う。何者から追われているという鴇子。その騒動の最中、九曜は懐かしき仲間に再会する…。鴇子回。蜻蛉さんを倒してどうなるかと思ったらこうやって広がっていくか、なるほどw今回登場した鴇子の正体は皇族第三皇女…だったけど実は影武者のためのクローンの偽物という本人にはショックな事実。元々勝気な少女なだけあって落差,落ち込みが凄かったけど、友達として過ごしてきた叶葉,そして守り続けてきた菊丸と共に立ち直ることに成功。→2015/01/01

よっち

34
多少雰囲気柔らかくなっても、九曜とふたり旅だと話として間が持たないんじゃないのか?と内心思ってたら、東京に着いていろいろ出ました新キャラ。鴇子とか菊丸とか、鬼虫の巴とか剣菱とか、存在感を主張するキャラクターが出てきたことで、前巻ではやや硬めだった話全体の雰囲気も、いい感じになってきたと思います。この巻では甲虫との戦いや、鴇子の真実とか、先に向けた伏線も張りつつ、話を広げるきっかけを作り出した巻なのかなと。鬼虫もこれからまた復活してきそうですし、ここからどう話を広げていくのか、楽しみになりました。2013/11/14

ナカショー

33
今の国の現状を知る為、東京にやってきた、九曜と叶葉。そこに、九曜の存在を知って護衛を頼みに、第三皇女の鴾子がやってきて……な2巻。今回も非常に面白かったです!叶葉と生活を共にしていくうちに、人間味が増していく九曜が微笑ましかったです。第三皇女の鴾子。その護衛の菊丸。死んだと思われていた、鬼虫の巴と剣菱。それぞれのキャラが生きてて、とても良かったです。次巻が非常に楽しみです。2015/12/11

アウル

28
2巻も面白かった。1巻が綺麗に終わっていてどのように続くのかなと思っていたらこう来ますか。新たな敵として甲虫シリーズが出てきたが今のところはイマイチ強くないので強化フラグかな?九曜も大分感情が表に出てきだしたし叶葉は変わらずいいキャラしてる。皇女の―友達が、できたんだ。と言う一言にグッと来た。いろいろ伏線が張られていったのでどのように回収するのか楽しみ。2013/11/21

瀧ながれ

24
帝都・東京に到着した九曜と叶葉。出会う人たちがいちいちなんだか疑わしくて気が抜けないのだけど、たぶん九曜が一番そんな緊張を抱えているのだろうなあと思った。第三皇女を名乗りなぜか逃げ続ける鴇子と、彼女を守護する菊丸と行動することになり、戦闘に関しては菊丸をいくらか当てにできるので、それはよかった。自身の秘密を知ってしまった鴇子の場面を見ると、精神の支えとしては叶葉のほうがしっかりしていて頼もしい。剣菱と巴の登場は、力強くてかっこよくて読んでて楽しかったけど、味方と信頼していいのか、疑問と不安が残る。2017/07/21

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