内容説明
「魔人」と呼ばれる異能力者たちが集う私立希望崎学園「番長グループ」が、魔人ゼロを学園方針に掲げる天道高校に乗り込んできた！ 彼らは仲間を殺したという「犯人」の引渡しを求め、ついには一般生徒たちへの虐殺を開始する。頼れるクラスメート・白金遠永とともに脱出を試みる鈴木三流だが、ようやく死地を潜り抜けたその瞬間、学園は上空五〇〇メートルに浮かんでいた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流言
25
13の殺人属性の一、虐殺を司る蠍座の名探偵！ むせ返るほどのサブカルチャー臭がたまらない能力バトル小説の第二弾。ミステリー要素もあるがそれ以上に能力者同士のバトルが心地よい。 対魔人を想定したはずのセキュリティ舞台を難なく撃破する「瞬間移動ナイフ」＆「ピーターパン症候群」。その強さをまさに紙でも裂くように踏みにじる「転校生」の理不尽さ。「転校生」に抗しうるもの「ヒロイズム」。「犯人」そして「真犯人」。 能力者が被差別民という世界観も魅力的で、今回意味有りげに登場した要素も続刊で回収されるか、今から楽しみ。2013/03/27
なおき
3
異能を持つ魔人たちが悉く死んでいく展開は、ミステリと相性がいいようで悪かった印象。ただ、ミステリとして失敗というよりは、ミステリ要素のある異能バトルという位置付けが正しいのだろう。そう捉えれば見事の一言。素晴らしい。ミスディレクションもうまく機能している。そしてなんだかんだ言って前作同様の青春ストーリーにして少年漫画なのが心地よい。2012/06/13
U-ma
2
ミステリの要素もあるとか言ってたけど、要するに分かりづらく書いてるだけ。謎はあっても謎以外の点で意味不明にしちゃってる。面白い能力はいっぱいあったので、「戦闘破壊学園」の前半みたいに単純に能力バトル要素が強いほうが楽しいのに。あと、せっかくなんだからエログロをゴリ押しの方が…… 主人公補正とか名探偵の能力はありがちだけど、それだけにもう少し活かして欲しかった。2014/03/10
ともつま
2
★★★★☆ ヌガーさんといい大銀河の髪型といいカブトボーグのリュウセイさんを思い出した。しかしヌガーさんはいかにも女子ウケしそうなキャラだしイラストはアニメ畑の人だしまさかアニメ化狙ってるのか！応援するよ！ ミステリ部分についてはそもそもノリ的に推理する気がなかったので犯人はわからなかった。あとキャラが簡単に死ぬのは魅力だってわかるんだけどそれでもやっぱりいいキャラ多いから悲しいな。掘り下げてるから前作以上に。2012/06/08
にゃー
1
これは一気読み面白かった。いいホモにサバイバルに名探偵論。１冊目もこれくらいにまとめてくれれば尚良し。才能を感じさせるプロット。2014/11/04
