出版社内容情報
1817年冬、八王子に落ちた隕石は、なぜか長く忘れられていた。地元や江戸、その他地域に残された目撃記録、調査報告などの古文書を博捜し、隕石落下の実相を再構成する。
内容説明
一八一七年に八王子に隕石が落ちると、落ちた地面の様子や掘り出された隕石自体が当地の役所に届け出られ、光る飛行物の目撃譚、その際の音を聞いた記録が、江戸をはじめ各地の人々により記し遺された。それら報告や記録を掘り起こし、長く忘れられていたこの隕石事象の諸相を再構成する。
目次
1 火の玉、空中を飛ぶ―江戸での目撃
2 八王子へ石降る
3 多摩地区の記録、遠方の記録
4 江戸の記録、江戸の噂
5 幕府の対応・天文方の調査
6 忘却と再発見
著者等紹介
森融[モリトオル]
1959年、大阪府生まれ。1983年、八王子市役所入庁。以降、八王子市こども科学館、八王子市郷土資料館、八王子市文化財課に勤務。2007年から八王子市こども科学館勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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