ハヤカワ文庫JA<br> トッカン 特別国税徴収官

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ハヤカワ文庫JA
トッカン 特別国税徴収官

  • 著者名:高殿円【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 早川書房(2013/08発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784150310684

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内容説明

税金滞納者から問答無用で取り立てを行なう、みんなの嫌われ者――徴収官。そのなかでも、特に悪質な事案を担当するのが特別国税徴収官(略してトッカン)だ。東京国税局京橋地区税務署に所属する、言いたいことを言えず、すぐに「ぐ」と詰まってしまう鈴宮深樹(通称ぐー子)は、冷血無比なトッカン・鏡雅愛の補佐として、今日も滞納者の取り立てに奔走中。 納税を拒む資産家マダムの外車やシャネルのセーター、果ては高級ペットまでS(差し押さえ)したり、貧しい工場に取り立てに行ってすげなく追い返されたり、カフェの二重帳簿を暴くために潜入捜査をしたり、銀座の高級クラブのママと闘ったり。 税金を払いたくても払えない者、払えるのに払わない者……鬼上司・鏡の下、ぐー子は、人間の生活と欲望に直結した、“税金”について学んでいく。仕事人たちに明日への希望の火を灯す、今一番熱い税務署エンターテインメント第1弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

231
脱税者をとっちめる話なのかと思っていたが、トッカン(特別国税徴収官)の付き人鈴宮深樹の成長物語だった。エンタメ色十分なストーリーで面白かったし今後の展開にも興味津津。おまけに今まで自分とは疎遠で詳しい知識を持ってなかった税絡みの色んなことも知れて賢くなれたような気もする。2016/08/07

とも

137
特別国税徴収官付き、新米徴収官ぐー子のお仕事奮闘記。決して面白くないわけじゃない。でも何だか入り込めない一冊やったかな。腑に落ちないと言うか、そこでその感情になるかぁ?ってな描写があったり、物語を上手く纏めたいからか都合良く話を展開させたり(4年間絶縁状態だった父親からそんなドピシャで和菓子が送られてくるか?とか)何だかモヤモヤ、ストレスを感じながら読了。 繰り返しになるけど面白くないわけじゃないんで、続巻もある様なので追読してみましょーか。 2019/09/08

七色一味

130
読破。ドラマ以前から、長らく本棚の片隅に埋もれていたのだけど、発掘調査により陽の目を見た形に(笑)一冊にまとめるにはちょ〜っと内容てんこ盛りすぎじゃないかい?と思われるくらい濃いかも。前の仕事の関係で、国税局の物納がらみの部署とは多少関係があったものの、個人の確定申告や法人の、それも青だの白だのの申告の、いわば「表」の税務署ではなく滞納の取り立てなんていう「◯◯金融道」的「裏」側と言うのは、なかなかに面白かった。2017/04/18

ケイ

117
面白いね、とまず全体の印象。少女漫画的展開は苦手なんだけど、税金についても分かるしタメになることもある。クレジットカードを持っていても使えない場合があるし、現金が十分にない時はツケにしてしまうようなことは決してするまいと思った。ここからは辛口。一攫千金は望めず、地道にコツコツ働いている公務員の人に対してそれは無いだろうと思う。バーのママは完全にアウト。その話のどこから美談みたいになるんだろうか。図書館からシリーズ3冊借りてきたからとりあえず次作も読んでみようと思う2023/04/29

モルク

113
特別国税徴収官、ある意味民衆の敵っぽく悪役に思われているが、その仕事と人間関係を冷血無比なトッカン鏡とその補佐深樹を通じて描いている。「税金」について考え成長していく深樹、憎まれながらも働く意味、公務員とは…と悩む深樹。収入を隠蔽し払わなければならない税金をあえて払わない人もいれば、払いたくとも払えない人もいる。税金を払えない人の相談窓口もあるということを知った。軽めの文章で用語も分かりやすくなっているので取っつきやすい。シリーズ第一弾なので、これからどうなっていくか楽しみだ。2018/12/02

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