内容説明
「ジャーナリストのせいでアメリカは負けた」とまで言われたベトナム戦争。大阪の毎日放送を退社し、単身ベトナムへ。米ABC放送のTVカメラマンとなり、以降1975年にサイゴンが陥落するまでの10年間、ベトナム戦争を取材し続けた著者による、生身の記録。戦争報道の光と影を描き切る。 (講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
179
下巻に入っても、ひたすら 戦争を伝えようとしたカメラマンたちを 描く。 彼らにとってベトナム戦争とは何であったのか?ジャーナリストに大きく門戸を開いた 戦争で 苦楽を共にした仲間たちへの想い …残された 難民の写真と カメラマンの 笑顔が 当時の風景を今に伝える、そんな作品だった。2018/07/04
Miyako Hongo
2
最終章で今も現役やってる筆者に脱帽。2013/12/24
p-man
1
戦場に銃ではなく、カメラやマイクを持って立ち続けた人々の物語。なぜ、何人もの仲間を失い、明日死ぬかもしれないのにカメラを回し続けたのか? 「戦場が教室で、戦争が教科書だった」とうい言葉が印象に残った。2013/12/10
linbose
1
★★★★★2013/04/22
丹波橋
1
国際的に活躍するジャーナリストたちがとても魅力的に描かれている。 こういう良い本を若いころに読むと、その後の人生が変わってくるだろうな。2012/11/02