文春文庫<br> 墨染の鎧 〈上〉

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文春文庫
墨染の鎧 〈上〉

  • 著者名:火坂雅志
  • 価格 ¥785(本体¥714)
  • 文藝春秋(2012/09発売)
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  • ISBN:9784167797027
  • NDC分類:913.6

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内容説明

「いまはつまらぬ意地を張らず、刃を腹に呑んで毛利家に従うのが、宇喜多どのの生きる道ではござらぬか」「毛利家の使僧が抜かす言葉ではないな」。戦国時代、禅僧にしてただ一人、城持ち大名となった男、安国寺恵瓊(あんこくじえけい)。安芸の名家に生まれながら、家が滅亡して出家。西国の雄・毛利家の外交僧として才覚を現し、戦国乱世に飛び込んでいく。信長の死を予言し、秀吉の行末を読んだ男の生涯を、NHK大河ドラマ「天地人」の原作者が描く長篇歴史小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

266
読んでる最中はそこそこにのめり込めるのに、読み終わってふと我に返ると、頁数の割に、心に引っかかる逸話も少なく、中身の濃度はそれほどでもなかったのかもしれない。まだ信長健在の頃は、恵瓊の目立ったところがなく、唯一、信長と秀吉の未来を予言したくだりがあるが、これが上巻のラストのラスト。毛利家の中でのし上がっていく様にも、そこまで光るところは見当たらず、著者の筆力だけで盛り上げている印象を受ける。下巻から忙しくなってくるだろうが、今度は尺が足りずに尻切れトンボになりそう。構成のバランスが悪いかも。2020/08/22

アイゼナハ@灯れ松明の火

28
信長と秀吉の将来を見事に預言してのけた事でも知られる毛利の外交僧、安国寺恵瓊の物語。元々は毛利に滅ぼされた安芸武田家の若様だったのね。若い頃の話はよく知りませんでしたが、公方様の救出に一役買っていたとは(笑)しかも体術の達人だったとは(笑)そんな歴史のifも楽しみつつ、毛利の大友攻めの顛末はあまりよく頭に入ってなかったので興味深く読みました。毛利包囲網なんてのもあったんですね〜。各個撃破で潰してくところに外交の旨みがあったんだろうな。織田家との表向きの同盟が続く上巻。下巻でいよいよ本領発揮かな?2012/05/15

Yukihiro Nishino

10
安芸武田家の末裔で関ヶ原で家康と戦った安国寺恵瓊を描いた物語。家を滅ばされた後、その敵でもある毛利家の使僧として外交交渉に辣腕を振るう。織田家との交渉で初めて秀吉と出会い、信長と秀吉の将来を予言する有名な手紙をしたためた所で前編終了。後編が楽しみだ。2018/06/23

naolog

10
もっと毛利毛利感があるかと思いきや、優秀な一人の僧の話でした。だいぶ慣れてきた各国の情勢もこなし、下巻が楽しみになってきます。2016/03/16

gachi_folk

6
安国寺恵瓊を初めて認識したのはプレステの鬼武者だったかな。あれからずいぶん経ったけどやっと恵瓊もの読めた。さすが火坂雅志。どんどん幻想を掻き立ててくれる。あぁ面白い。さぁ下巻だ。2022/10/31

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