角川文庫<br> 万能鑑定士Qの推理劇 II

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角川文庫
万能鑑定士Qの推理劇 II

  • 著者名:松岡圭祐【著者】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 特価 ¥275(本体¥250)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784041001721

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内容説明

シャーロック・ホームズの未発表原稿が見つかった!? 時を同じくして小さな依頼主が持ちこんだ『不思議の国のアリス』、史上初の和訳本。2つの古書が、凜田莉子に「万能鑑定士Q」閉店を決意させる。なぜ少年は鑑定を依頼したのか? 果たして原稿はコナン・ドイルの真作なのか? オークションハウスのスペシャリストになった莉子が2冊の秘密に出会ったとき、過去最大の衝撃と対峙する。「Qの推理劇シリーズ」第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんちん

146
う~~~ん、事件としては、ちょっとお粗末というか、無理があるかなぁという感じだった。他シリーズ浅倉 絢奈の登場も悪くないし、勧善懲悪的なストーリーで小笠原が珍しく(少し)男らしいところを見せたのはよかったが、学校の先輩がねぇ、ブックメーカーねぇ…こういう時は頭だけでなく、力で相手をねじ伏せられる”千里眼”シリースの方がすっきりかなw それにしても、新装開店なんて、なかなか味なことをしてくれるなぁ♪ まぁいろいろとあるが、安定した読みやすさがあったことには違いなかったかな。2014/09/07

utinopoti27

118
「不思議の国アリス」の翻訳本と「シャーロック・ホームズ」の未発表原稿。市井の鑑定士から一躍オークショニアに転身した莉子は、この2つの作品を巡る重大な事件に巻き込まれることに・・。オークションの裏舞台から古書にまつわるウンチクまで、楽しませてくれちゃいます。ただ、今回は苦悩する莉子の人間臭さが中心に描かれるなど、明快かつ爽快なストーリー展開がウリの本シリーズにしては、ややテンション低めの印象です。とはいえ、エンタメ小説の王道をゆく松岡作品にハズレなし。突っ込みどころ満載につき、電車での独り言には要注意(笑)2018/12/18

aoringo

95
莉子は巡り会った少年を助けるため万能鑑定士Qのお店をたたみ、スカウトされたオークション会社の社員として働くことになる。今回も莉子によって謎は鮮やかに解決するが、いつになく一抹の寂しさと切なさを感じさせる終わり方だった。彼女は賢いだけでなく心の優しい女性なのだと改めて思った。2021/07/22

りゅう☆

91
個人経営の莉子はかなりの鑑定力があっても鑑定機関を踏まないと公式に承認してもらえない。颯人少年の依頼で『不思議の国のアリス』の史上初和訳本『愛ちやんの夢物語』のオークション依頼に相手にされず。だがコナン・ドイルの未発表短編『ユグノーの銀食器』についてコメントしたらオークション会社に引き抜かれた莉子。ただし万能鑑定Qの店は畳むこと。そしてマスコミ関係の小笠原と接触禁止。身につまされるような思いで店を畳んだ理由…それは高校生のひと夏の思い出に関係する。颯人が意図したことは何か、怪しい里親の浴沼とは何者か、→2020/01/05

hisato

85
再読了です。たぶん、これまでで一番莉子が正義感で動いた話なのかなぁ(と書くと、そもそもいつも正義感のみで動いていたような気もしますがw)。場所と立場が変わっても考え方と行動力が変わらないっていうのはどれだけ読んでいても素敵ですね。読んでいて、序盤と終盤での杏樹と蒼依、隅山が変わったなぁと感じるあたり、莉子に感化されたのか、ちょっと嬉しいところでした。 小笠原さんとの関係がだんだん良い雰囲気になってきてることにほっとしました。あと、推理劇シリーズになってからのカバーの莉子が何だか大人っぽくなってる気がする。2016/12/16

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