内容説明
九十九乱蔵(つくもらんぞう)。身長二メートル、体重一四五キロ。中国拳法八卦掌(はっけしょう)の達人。妖魔封じを稼業とする祟られ屋――いわば《現代の陰陽師》である。今回の依頼は、企業グループ総帥の娘・涼子に憑依した謎の生き霊を祓うこと。修験者・玄角と協力して“気”を送った乱蔵の前に現れたのは、憤怒の形相をした、“鬼”だった……。巨体にみなぎる、本物の男の優しさ。これが、乱蔵の憑き物落とし!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kira
18
図書館本。ノベルズ版既読。これまで読んできたのは合本になったノベルズ版二段組のぶ厚いものだったので、文庫版だとゆったり読めるのがよかった。挿し絵もないので、おどろおどろしさもあまり感じなかった。この巻で九十九乱蔵が使った双勁の技がすごかった。二巻目を読むのが楽しみ。シリーズの他の巻も文庫版で読み直したい。2024/01/30
Kira
16
電子。何度目かの再読。九十九乱蔵の大ファンなのに、今まで一冊も持っていなかったけれど、電子版で数冊手に入れた。とてもうれしい。読めば、なおうれしい。乱蔵のあたたかさに包まれているようで、幸せな気分になれる。2025/04/05
もぐ
7
電子書籍で読む。ハードボイルド憑物落とし。各話が短編になっているので、読みやすく、面白い。九十九乱蔵氏の体型がマッチョすぎて想像を絶する。続きやシリーズも読みたい作品。2020/09/29
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7
身長およそ2メートル、体重150キロの肉体を持つ九十九乱蔵。それだけで充分に魅力的なのに、八卦掌迄使う。自分もこれだけ大きくて強かったら、普段どんな気持ちで過ごせるのだろう?小柄で格闘技好きの自分には羨ましい限り。そんな乱蔵が活躍する闇狩り師、面白かった。2018/01/06
ettyan えっちゃん
7
古い本です。キンドルでの再読です。昭和60年代ですが,おもしろかったな。これは,40親父の郷愁にすぎないのか。夢枕獏がまだまだ熱く書きまくっていたころの傑作。魔獣狩りやキマイラとまだまだ広がっていく世界に盛り上がったな。今読んでもほんとにおもしろい。もう実家にも本が残っていないので,キンドルで少しずつ読んでいこう。2015/08/30
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