内容説明
日本橋小網町で繁盛する米問屋・奈良屋が襲われた。大金が奪われ、主人と番頭は斬殺される。大黒柱を失った弱みにつけ込み、奈良屋の御内儀のもとには近隣の同業者から難題が持ち込まれ、さらに集金帰りの奈良屋の手代までが襲われる。火盗改・与力の雲井竜之介は、賊の狙いが奈良屋の商いそのものだったのではないかと疑う。かつて江戸市中を震撼させ姿を消した凶賊の頭目、宗兵衛の正体が明らかに! 大好評シリーズ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
17
火盗改鬼与力シリーズ3巻、1巻2巻同様おおむねパターン化(雲井竜之介と差口(密偵)とで探索し容疑者捕縛、拷訊、剣戟、事件解決)されているのかな?火盗改同心風間さんを飛び越して与力雲井が同心のような動き、八丁堀も出張るがあまり揉め事にもならず、穏やかで人情ある火盗改、殺伐とした感がなく良いな。 2013/10/09
フク
14
kindle unlimited。シリーズ3作目。 捜査の手がおよびそうになるたびに関係者が口封じされていく。手先が豊富だがそれぞれのキャラが立ってきた。2020/03/07
rakim
7
残忍な盗賊に襲われた米問屋。主人を亡くした店を狙う商売敵。さて雲井竜之介が探索に乗り出して・・・というわかりやすいおきまり展開。次巻への伏線もありそうです。2016/01/08
まこ
1
まず、押し込み強盗一味が主の顔を知っていた、主と番頭に続いて店の立て直しを始めた手代たちを殺したって時点でただの押し込みじゃないと読んでる側も察知。密偵たちの中で紅一点のおこんさんが今まで影が薄かったので今回活躍してくれたことがうれしいし、一番若い千次の成長も期待できた。2013/05/19
犀門
0
#183★★★☆☆2014/11/16