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内容説明
ダメな男たちを活写し、かつて癒し系漫画家であった、いましろたかし。だが、3.11以降明るみになった政府、メディア、財界、官僚の腐敗を看過できず、本書において反原発、反TPPを宣言するに到る。巻末には、これらの問題の現状を現役の国会議員・田中康夫氏に聞いたインタビューを収録!!
目次
3.11以降の原発事件経緯
第1話 東京被曝
第2話 原発幻魔大戦
第3話 内閣総理大臣菅直人
第4話 脱原発依存宣言
第5話 国破れて山河なし
第6話 NO NUKES!
第7話 行き先不明のバスに乗るな!
田中康夫氏インタビュー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
6
「悪魔の最大の詐術は『悪魔はいないと思わせること』」と言うが、原発推進を悪魔より怖い幻魔とみて「菅首相は幻魔大戦してる」とのポエジー。もちろん与野党一致して辞めさせたのは幻魔取り憑かれ/脱力系マンガ作家であったそうだが、“NO NUKES”に感情を高ぶらせデモにも参加し、それを作品として発信している。大江健三郎が原発の安全を云々する資格はないだろう。学生作家デビュー時「日本の恥」と斬捨てた自衛隊とはもう戦わないか?オキナワノートで日本軍を罪の巨塊とした/原発を止めるのはデモではなく専門家の意見しかないか?2019/04/18
majiro
6
最初に読んだ時は、それなりにヤバい気持ちになった。あれから・・・続編を買ったものの読めてなくて、ふと本棚に目をやると、目立たないあたりにこそっとおさまっていたので再読。ううーん。あの頃の気持ちは早くも薄らいでしまったけど、でも一市民の怒りは未だ生々しくあった。2014/02/08
rakukko
4
日本ヤバいこのままじゃダメだ政治家はクソだなんて世の中だと3.11以降日々思い続けるサラリーマンの日常がひたすら。中途半端に福島まで行ったりデモに参加したりはあるが日々携帯片手に情報に翻弄され愚痴る主人公が延々と。これは啓蒙?記録?ロック精神?何だかわからないがいましろたかしなのは確か。発売当時に買えば良かったなと思う。2013/11/06
よしだ
4
今までの作品を読んでいただけに最初は驚いたけれど、やはり独特の「いましろ節」は健在で。しりあがり寿さんの「あの日からのマンガ」と同じく漫画家として問題に対して筆を取った良作だと思う。2012/02/26
すずちう
4
あとがきに幻滅した。例によって「そういう人物」を戯画化してるのかと思いきや、まさか本当にくそまじめだったとは。2012/02/24