シャーロッキアン！ 2巻

著者名：池田邦彦【著】

双葉社（2013/10発売）

• ISBN：9784575840339

内容説明

書店でアルバイトをする女子大生の原田愛里は、大学教授の車路久とコンビを組んで、さまざまな依頼人（？）のため『シャーロック・ホームズ物語』に隠された知られざるオドロキの謎に挑む！2巻では教授へのかなわぬ恋に若きライバル登場！心と謎を解きほぐす極上の推理エンターテインメント！【シャーロッキアン】ホームズ物語を実際に起こった事実と捉える熱狂的ファンのこと。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[月子]

二人はどうなるのかな?

2017/08/08

[ぐうぐう]

『シャーロック・ホームズ』の矛盾や謎に対する解釈は、既出の説の引用が多く、ややインパクトに欠けるが、それだけがこの漫画の読みどころではない。車教授と女子学生愛里とのふれあいが、ホームズの謎ともふれあい、心温まる物語となって紡がれている。

2012/03/12

[Kanae]

ちょっとプラプラしい先生と原田君の関係に萌えに悶えました。原田君が先生に歩み寄り近づいていったんだから、今度は先生が受け入れて歩み寄る番ですな。巻末漫画がＮＨＫの『美の壺』のパロディで笑った。最近はホームズ映画の影響でホームズとワトソンがクラシックのブロマンス扱いされて……というより昔からそう主張するファンもいましたが……男女となるとやはりなにか到達点があるのかな。一巻のコンビっぷりも可愛かったけれど。

2013/03/20

[ぽま]

正典への矛盾突っ込みも深化しつつ、キャラクター達の恋愛面も一気に進んだ印象。『マスグレイヴ』などについては、木の成長以外にも正典の記述上の問題点はいくつかあるのだが、この作品での進行上は問題ないために割愛されている。「ファンダメンタリスト」や「リアリスト」というシャーロキアン区分は、寡聞にして今回初めて接した。確かに、2～30年前までの古い研究書は実在を前提にした論文が多く、近年になるにつれて、柔軟な発想の内容が増えているように感じられる。あなたは、どちらの視点に立ってホームズ譚を読みますか？

2012/10/21

[もくもく]

ホームズシリーズの原作に帰るよりも、世界中で多数出版されているという、ホームズ研究本の類に興味をひかれてきました。

2014/04/06