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内容説明
書店でアルバイトをする女子大生の原田愛里は、大学教授の車路久とコンビを組んで、さまざまな依頼人（？）のため『シャーロック・ホームズ物語』に隠された知られざるオドロキの謎に挑む！4巻でもホロリとしたり爽快になれる物語満載！心と謎を解きほぐす極上の推理エンターテインメント！【シャーロッキアン】ホームズ物語を実際に起こった事実と捉える熱狂的ファンのこと。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei-zu
15
「ホームズ好き」なんて形容では収まらない「シャーロッキアン」と呼ばれる人々。 シャーロッキアンでも、「物語は事実」という前提のリアル派と、周辺情報含め「お話しとして楽しむ」フィクション派があるというから、深い。深すぎる、 ホームズ譚で漫画内の人間ドラマを解きほぐすのが本作の面白さ。全４巻のようですが、主人公２人の行く末が気になります。2023/03/04
月子
15
アガサ・クリスティのお話、よかったです◎2017/08/13
ぽま
13
前巻で大きな転機があったため、愛里と車教授との関係も変わるかと言えば…そこは大きくは変わらず。カレーに絡んだ夫婦間のすれ違いや、『緋色』の稀覯本、漱石との関係など、ホームズに絡んだ謎解きに挑む。／「アガサ・クリスティの失踪」では、史実の彼女の失踪をホームズと絡めている。虚実綯い交ぜにクラクラするが、この酩酊感こそが、まさにシャーロキアーナの真骨頂。新刊発行ペースが大分ゆるやかになってきていますが、次巻も気長に待つと致しましょう。2015/01/01
akihiko810/アカウント移行中
12
古本漫画全４巻。シャーロックホームズオタクの大学教授と女子大生が、身の回りで起きた不思議を解決する話。7.5/10点 作者がシャーロキアンらしく、ホームズ周りのことがよく調べられていて好感が持てる良作。女子大生の、教授への思いが恋心になっていく過程が面白い。2020/06/23
ぐうぐう
9
聖典に書かれていることを曲げずにそれを証拠として推理を重ねつつ、聖典の描かれざる隙間に想像力を埋め、答えを導く『シャーロッキアン！』。第４巻を読んで驚いたのは、アガサ・クリスティ失踪事件が取り上げられていることだ。よくよく考えれば、クリスティ失踪事件も、生涯に渡りクリスティが口を閉ざしたことで、真相は闇の中。つまり、ここにも語られざる隙間が存在している。隙間と隙間をロジックで結び、その先にロマンスを咲かせる。これぞ、『シャーロッキアン！』。2014/01/30
