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内容説明
『最高学府はバカだらけ』『就活のバカヤロー』の石渡と、日本の全大学を踏破した大学研究家の山内が、日本の大学・大学生・就活の最新事情を掘り下げる。難関大なのに面倒見のいい大学、偏差値は高くなくても在学中に鍛えあげて就職させてくれる大学、少数精鋭、極限の「特進クラス」を持つ大学、グローバル人材と言えばあの大学、などなど、お役立ち最新情報も満載。廃校・募集停止時代の大学「阿鼻叫喚」事情。【光文社新書】
目次
第1章 バカ学生、まかりとおる<br/>第2章 大学だってアホっぽい<br/>第3章 講演「受験生をゼロにするためのパンフレット作り」<br/>第4章 就活を巡る空回り―無責任就活業者vs.無責任学生、悪いのは誰?<br/>第5章 難関大でも「面倒見がいい」時代<br/>第6章 日本バカ学生史―明治・大正を中心に<br/>第7章 定員割れ大学のサバイバル競争―募集停止か復活か<br/>第8章 マンモス大、グローバル人材とバカ学生の間で揺れる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
112
日本にそんないい大学があったんだなと驚くとこが多かった。まあバカな方が就職に強いのも納得。真面目にするとバカを見る世界だと感じる。2013/05/17
佐治駿河
39
本を読むまでもなくFラン大学は廃校にすべきと常々思っています。Fラン大学が多く存在することによって日本の大学全体のランクが低く見られることは嫌ですね。そんな私もFラン大学は許容できませんが、バカ学生は許容できます。大学って研究だけでなくモラトリアム的な部分もあります。ここで得られるものは多いと自分も感じましたね。本書でもバカ学生(勉強しないだけ)の要領がいい人も確かにいます。内容的には「何処の大学がこんな支援(仕組み)を作っている」とか、「昔から大学ってこんな感じだよね」書かれています。2025/03/06
白パラガス
39
前からタイトルが気になっていたのと、就活について少しでも参考になる情報があればと思い手に取った。正直、自分もあまり賢い学生とは言えず、どちらかというと著者の言う「バカ学生」の一人なのだと思う。そのため、本書のような本を読んでいると、途中から頭が痛くなってきて、最後の方は集中して読めなかった。「学生を小馬鹿にするコメントばかり、やる気がなくなりました」という学生のコメントに対して〈こっちも他人のせいにする話ばかりする学生に絶望しました。〉と返す社会人。これもまあ、言っては何だが、どちらも五十歩百歩である。2020/06/03
i-miya
36
2012.02.26(初読)石渡嶺司・山内太地著。 (副題)-グローバル人材と就活迷子の間- (石渡嶺司(いしわたりれいじ)) ライター、大学ジャーナリスト。 1975、札幌生まれ、東洋大学社会学部卒。350大学見学、『就活のバカヤロー』 (山内太地(たいじ)) 1978、岐阜県中津川市うまれ。865大学、1152キャンパス見学、4年制大学は全大学見学済。2012/02/26
太田青磁
28
タイトルが秀逸であるが、ただの批判本ではなくて学生や学校、企業への豊富な取材と、あたたかな目線に満ちた良書。時代は変われど、若者批判はついて回るものですし、名ばかりな名称や制度だけでなく、地道な教育改革をしている関係者には、アタマが下がる思いです。高校や塾、大学進学を希望する子を持つ親御さんはタイトルに引っ張られず、大学事情を観察するつもりで一読を進めます。両著者の大学進学ガイドも丁寧に作り込まれています。せっかくの共著なので、お互いのスタンスでの対談とか想いを素直に書いてもいいのにと感じました。2012/09/23
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