内容説明
内藤怜三郎は冷や飯喰いと呼ばれる旗本の次男坊。成り行きから対決してしまった老中田沼に気に入られ、その器の大きさに感銘を受ける。だが元はお調子者の放蕩息子。長崎遊学を終えて半年振りに江戸に戻るも、懐には人には言えない大金が!? シリーズ第2弾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
M2
1
田鶴さまはじめ前巻の魅力的な登場人物たちに加えて新キャラも登場して怜三郎の周囲もますます賑やかに。ただこの作者さん、人の思いや人と人との触れ合いを描くのがとても上手だけれど話を大きく広げすぎるとその持ち味がいかされなくなってしまうと思う。できればささやかな事件の中でのエピソードを重ねていって欲しい。今回は新八と綾姫の出番が少なくて残念。怜三郎の立場が変わる次巻ではもっと活躍してくれるといいな。本筋とはあまり関係ないけど最後の場面が胸にじんと来た。2012/01/05
zuccalove
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