学研M文庫<br> 棒手振り同心事件帖 初水の夢

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学研M文庫
棒手振り同心事件帖 初水の夢

  • 著者名:千野隆司
  • 価格 ¥631(本体¥574)
  • 学研(2012/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784059007258

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内容説明

大店両替商の若旦那・雀太郎は、三代目の父親が店を潰し、いまは棒手振りで笊を売る身の上だった。かつて許嫁であったお雅の新たな縁談相手の店に盗賊が入ったことを知り、様子を見に行った雀太郎は、北町同心の磯貝と出逢い思わぬ事態に巻き込まれることに…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だいしょう@SR推進委員会

8
相愛の許婚者もいて、今までの生活が未来も続くと信じていた若旦那。店が潰れ、母も亡くなり、父と二人下町の長屋で棒手振りでざる売りをしながら暮らし始める。なんといっても若旦那の何事も苦にしないところが魅力的。一文を稼ぐことや父親との暮らしを大事にしながら、がんばる、がんばる。定町廻り同心と一緒に絡む事件自体はありきたりだが、江戸の町らしい人情話の連作に、読む速度も上がった。もうちょっと若旦那の棒手振り稼業も見ていたいけど、続編はどうなるのかしら。2012/02/14

ひかつば@呑ん読会堪能中

5
古本屋で必ず目にする千野隆司は気になっていたが、nyabokoサマのレビュー「息抜きにどうぞ」に推されて初読。人生が大きく変わった若者の話だが、過去の話はほとんど無く、同心の手先のような探索とこれからの身の変化がメイン。殺伐としてなく軽~く読めるのであっという間に読了、ちびちびやりながら読むのに最適ですな。nyabokoサマに多謝。2012/11/30

nyaboko

4
大店の若旦那から棒手振りに転落した青年が、定町廻り同心に気に入られて養子に入るまでの話。正直同心が探索のことを棒手振りごときにペラペラしゃべりすぎな気がする。おかげで話に深みがなくトントンと走るように進んでしまうのがもったいない。主人公の青年が刀ではなく「棒術」に長けているというのが珍しいのと、その父親の可愛いキャラクターが好感度高い。非常に軽いお話なので、息抜きにどうぞ。2012/10/11

M2

4
つい最近まで大店の若旦那だった雀太郎。店を潰した父親を恨むでもなく棒手振り稼業に精を出すその前向きさが清々しい。もう1人の若旦那もいい人で、2人の対比も面白い。次巻では定回り同心の婿としての活躍になるのかな。今から楽しみ。2011/12/20

ナツメッグ☆

3
収録三篇読了。新年を迎えるにあたってめでたしめでたし。婿入りが決まった雀太郎、せいぜい薫の尻に敷かれないようにね(笑)。2011/12/15

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