ホビー書籍部<br> 常岡さん、人質になる。

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ホビー書籍部
常岡さん、人質になる。

  • ISBN:9784047271418
  • NDC分類:302.262

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内容説明

アフガンで“タリバンに拘束された!”と報道され、157日間拉致されていたジャーナリスト、常岡浩介氏の拉致~解放~帰国までの人質騒動を描いたコミックエッセイ。マスコミ報道のおかしさ、人種のギャップ感、真実の取り違いなどをコミカルに描き、事件以来はじめて、真相と真実を明かした問題作!?が登場。

目次

ツレが人質になりまして
嫌われつね子の一生
晴れときどき誘拐
ひねもすのたり人質生活
突撃!!人質の晩ごはん
世界の終わりとヒズビイスラミ・ワンダーランド
人質は電気猫の夢を見るか?
人質Xの献身
人質なう
深く静かに解放せよ
「世界の中心はアフガニスタン」と叫ぶ
そして奴はいなくなった

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パグ犬

22
世界の架け橋になり続けようとする戦場ジャーナリストの常岡さん。過酷な状況が、漫画で、わかりやすくかつユーモアをまじえて描かれている。ニュースでは知ることの出来ない、だけど知りたかった真実が提供されており勉強になった。2016/05/07

うがり

14
ポップな絵と同居人のやり取りからは想像できないほど大変な経験をした常岡さん。戦場ジャーナリストの人が拘束された時よく世論は「自己責任」と一言で済ませてしまう。でも常岡さんがコラムの中で言っていたことが全てなんだと思う。世界は全て繋がっている。でも僕らはそれを知らないし、分からない。それを彼らが伝えてくれているし、そこで出会った人のことを考えたら居ても立っても居られないのは当然の感情である。僕らが出来ることはこういったことをしている人がいること、こういった事態ごあることを「知ること」なんだと思う。2019/02/01

hit4papa

12
アフガニスタンで何者かに誘拐されたジャーナリスト 常岡浩介さんの157日間に及ぶ拉致監禁生活体験記です。可愛いイラストと軽快な文章に頬が緩んでしまいます。それだけに、ゆるい笑い話の中に垣間見える死の恐怖に、いたたまれなくなってしまいます。

非日常口

10
人質になった人間がどういう心境で、157日間を生活するんでしょう。きっとあえてのポップに描いているのでしょうけど、その間を想像すると鳥肌が立ちます。意外に良いもの食べられたりもするんですね。その一方でメディアも命懸けの情報を内部の錯綜によってダメにしてしまう等、いろいろと考えさせられる面もありました。チェチェンやアフガンの現地の空気が垣間みれる本田と思いました。2013/09/29

Aby

8
「戦場取材について」(pp.106-109)に「誰かが取材しなければならない」の一言.BBC World のニュース映像を見ながら,いつも感謝しているのがこの点.常岡さんはなんとか生き延びることができたから,こうやって笑って本を読ませていただけるのだが,毎年年末になると亡くなったジャーナリストの特集番組をBBCで見ることは悲しい限り.(BBCは,護衛に金をかけていますがね)2014/10/22

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