脳とトレード ──「儲かる脳」の作り方と鍛え方

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脳とトレード ──「儲かる脳」の作り方と鍛え方

  • 著者名:リチャード・L・ピーターソン【著】
  • 価格 ¥4,180(本体¥3,800)
  • パンローリング(2014/09発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 1,140pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784775971512

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内容説明

人間の脳は、さまざまな形で意思決定に密接に関係している。ところが残念なことに、金融マーケットでは、この「密接な関係」が利益を上げることに結びついていない。この分野ではリチャード・ピーターソンの右に出るものはいない。マーケット・サイコロジー・コンサルティングを創始し、投資家のコーチとして活躍し、心理に基づくトレードシステムを開発したピーターソンは、自身も元トレーダーであり、無意識の誤り(バイアス)がいかにして適切な投資判断を妨げているのかを身をもって理解している。

本書でピーターソンは、この分野での貴重な経験を読者と共有しようとしている。ニューロファイナンス(神経科学を投資活動に適用する研究)、心理学、および実験ファイナンスのさまざまな研究・調査に基づき、多くの投資家に「固有の」基本的なミスを説明し、これらの壁を乗り越えて投資判断を向上させるステップを明らかにしている。

まえがきとして、LTCM、アイザック・ニュートンと南海バブル、そしてマーク・トウェインと1860年代の銀の熱狂のケースを通して、最も基本的で一般的な投資家のバイアスを紹介し、4つのパートへと話を展開させていく。第1部の「マインドとマネーの交差点」では、脳の基本的な役割について説明し、マーケットの変動に対処するのがいかに難しいかを見ていく。第2部の「感情と投資」では、精神状態、化学的状況、そしてそれらが投資判断に及ぼす影響を検証し、投資家にとって最適なパーソナリティとは何かを考える。第三部の「お金について考える」では、投資分析の落とし穴を調べ、投資の機会・リスクの評価がいかに重要であるかを明らかにする。第4部の「儲かる脳とは?」では、金融マーケットでの精神管理のヒントを紹介し、心理を考慮した投資戦略を提案する

各章で紹介している実際のケースを参考にして、読者は無意識のバイアスを見つけ、思考が投資プロセスにプラスになるタイミング(あるいはマイナスになるタイミング)を理解し、心の知能指数を伸ばし、結果ではなく過程を重視するのに役立てることができるだろう。

優れた投資には金融に関する基本的な教育が欠かせないが、実際の世界で本当に成功を収めるには、自分自身を管理する方法を身につける必要がある。本書では、マーケットとマインドの両方の分野についての知識を深めれば、投資での収益を増やすことができるということを明らかにしてくれている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

moto

9
トレード心理学の名著といえば、「ゾーン」が有名ですが、投資と心理の関係に着目したという点は優れているものの、オカルト的な記述も多く苦手意識を持った人も多いかと思います。こちらの本では怪しいタイトルとは裏腹に、ニューロファイナンス、心理学、行動ファイナンスなどの実験結果などをもとに説明されており、非常に説得力があります。投資やトレードでは自制心などの心理的要因が深くかかわることは間違いないので、科学的なトレードと心理の関係が知りたいなら、本書を読んでみることをオススメします!2019/07/04

roughfractus02

5
チャートを眺める時は考える脳が優位だが、一度ポジションを持つと感じる脳が優位になる。この時トレーダーはランダム性を因果的に処理してパターン検索すべき未知を時間上の未来に置き換え、迫りくる恐怖として過剰反応し、一過的な感情を記憶に刷り込み、スクエアの時もネガティブな経験として長く定着させる傾向がある。本書は神経経済学の観点から、感情を長期/短期に区別し、怒り、悲しみ、恐怖心を伴った判断の各傾向を分類して、感じる脳が優位なトレードの最中でも、感情を中断し制御(投資判断のプロセスへの集中等)する方法を提起する。2018/03/11

白い駄洒落王

5
バイアスに囚われないように。投資の参考程度で。2013/11/01

ふうた

3
速読、投資で勝つという観点からはそこまで優先度高い本ではない気がしたがところどころ発見あり。 男はリスクとるので、リターン少ない特に独身。 ドーパミンの回路鈍いことにより、若い男は刺激求めリスク上げる(自分)2020/03/14

くみ

1
心理学的な話2016/01/10

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