内容説明
ネットの人気コラム「おとなの小論文教室。」で大反響を巻き起こした、大人の本気の仕事論。「働くってそういうことだったのか!」働きたくない人も、働きたい人も今一度、仕事を生き方を考えたくなる本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shikada
25
おそらく就活生をターゲットにしているであろう仕事論。学生のときにこういう本を読みたかったな、と思う一方で、学生のときに読んでも多分ピンと来なかっただろうな、という気もする。学生が抱く仕事像って、企業とか人材業界によるキラキラ自己実現とブラック企業の風評の影響が大きくて、両極端になりがちだと思う。その意味で、本書には、読者による仕事に関する等身大のお便りが載っているのが良い。あと自分の観測範囲の狭さゆえか、「玉の輿」って死語だと思ってた。どうやらまだ実在するらしい。2020/12/29
naji
21
自分の頭でしっかりと考えるってことを、ついついしないまま過ごしている自己を痛感。我武者羅に働くだけでなく、自分がどこに進みたいかを再確認する機会となる最適の一冊でした!!答えのない問いを行う覚悟が必要となるも不思議とワクワクする気持ちが生まれてきます。2016/07/31
ほっしー
19
働くとは何か考えるコラム集をまとめた本。「人には『行く場所』と『帰り場所』が必要だ」。「「楽しく生きる」と「生きることを楽しむ」、この二つも似ているようで、ずいぶん違っている」。「あなたのかわりはどこにもいない、だから、休んでほしい」など新たに気付かされる考え方を知ることができた。中でも「「なぜ働くか」以前に、「とにかく親に、お金を払ったほうがいいぞ」」という考え方に大いに共感した。子育て、生活費、教育費などに何百何千万のお金や時間をかけてくれたのだから。“働く”から“親孝行”について考えてしまった。2018/11/19
ののの@彩ふ読書会
11
楽して生きたい。仕事せずにお金だけが欲しい。そんな若者たちの言葉に著者は真摯に向き合い、仕事とは何か、働く意味とは何か、様々な投稿と共に考えを深めていきます。これから社会に出る人を対象に書かれていますが、様々な人に響く本です!オススメです!2019/10/25
鎌田一恵
11
ほぼ日の人気コラム。私には不人気コラムだった。どうも例えがマッチしなかった。「仕事は社会と自分をつなぐへその緒」正直意味が分からない。さらに「楽しく生きる」への疑問提示。何が悪い?人生楽しんだもの勝ちではないのか?働きたくない私には気付きの無い本だった。若者向けであると断りがあったが、過去の私にも理解不能だ。作者を勝手に男性だと思い込んで読み進め、女性だと知ったときのショックがハンパ無かった。2016/06/11