内容説明
宗教には暴力が内在するのだろうか?同時多発テロを引き起こしたのは宗教的狂信だったのか?世界的に著名な宗教学者カレン・アームストロングはノーと答える。政治的・社会的背景に照らして、古今東西の神話と宗教を考察し、膨大な反証を提示している
目次
第1部 古代文明(農夫と牧夫;インド涅槃への道;中国 戦士と君子 ほか)
第2部 帝国と宗教(イエスは世俗を超えた存在だったのか?;ビザンツ帝国―帝国の悲劇;ムスリムのジレンマ ほか)
第3部 近代・現代(「宗教」の到来;世俗の勝利;宗教の反撃 ほか)
著者等紹介
アームストロング,カレン[アームストロング,カレン] [Armstrong,Karen]
1944年~。英国の宗教学者。1960年代にローマ・カトリック教会の修道女として7年間を過ごす。オックスフォード大学セント・アンズ・コレッジで英文学を専攻。その後、著述と放送番組の制作等に携わる。2005年、宗教的信条と伝統に対する相互尊重を推進して人類の相互依存を再確認する国連の新たな取り組み「文明の同盟」の上級代表の一員に任命される。2008年、「フランクリン・D・ルーズベルト4つの自由賞」およびTED賞を受賞。後者の賞金でCharter for Compassion「思いやりの憲章」を作成、その伝播のために世界に向けて発信している。2013年、異文化間の理解促進への貢献により、英国学士院の第一回Nayef-Rodhan賞を受賞
北條文緒[ホウジョウフミオ]
1935年東京に生まれる。東京女子大学文学部英米文学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。東京女子大学名誉教授。イギリス小説、翻訳研究専攻
岩崎たまゑ[イワサキタマエ]
東京女子大学短期大学部英語科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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