会計ドレッシング 10episodes

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会計ドレッシング 10episodes

  • 著者名:村井直志【著】
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
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  • ISBN:9784492602096

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内容説明

企業生命にかかわる粉飾・横領事件は、オリンパス、大王製紙だけではない――。ノリタケ、林原、ローソンエンターメディア、広島ガス、近鉄、フタバ産業、メルシャン、JVCケンウッド、本田技研工業・・・・・・。誰もが知っているあの会社で起こった、総額3000億円の不正手口を公開。経理、人事、マネジメント層、経営者、投資家、必携の書。「粉飾・横領」は、こうして見抜け!

目次

序文―悪銭身につかず
第1部 尽きない欲望、金は不浄に集まる(退職間際までやめられなかった横領“ノリタケ”と、中小企業のホシとなった“林原”;打ち出のチケットで専務丸儲けの大誤算“ローソンエンターメディア”;ガスのように消えた架空取引“広島ガス” ほか)
第2部 なぜ起こる?どうしたら防げる?会計ドレッシングの傾向と対策(会計ドレッシングの作られ方 不正発生のメカニズム;最小不幸会社の実現に向けた不正の手口と防止の手立て;“しょっぱい、会計ドレッシング”不幸にして不正に遭遇したら)
あとがき―風の吹き抜ける場所へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

8
起点と終点があるのが商流取引。ないのが循環取引。始まりは小さな額でも循環が繰り返されてると利益分が乗せられ雪だるまのように膨らむ。取引を停止した時点で巨額の損害が発生する。粉飾はお金の動きを伴わない伝票上で行って、売掛、買掛金の増加、取引先との掛金の増加を見ることでお金の流れが見れる。粉飾とは利益を多く見せるためにあらゆる手段を行うこと。会社はそれぞれの理由で利益を操作している。一歩的にやりすぎると粉飾になる。それぞれの立場を客観的に判断してから利益の理由を見抜いてそこから数字の物語を読んでいく。2015/05/10

もりの

6
上場企業の不正会計を分かりやすく取り上げた本。まさに事実は小説より奇なり。よくバレないなぁ。2021/01/24

し ま し ま

3
実際のいろいろな企業の粉飾が知れて面白かった。世の中PLにばかり注目するけど、正しい会計処理がされているかはやっぱりBS見ないと。2020/12/05

とりもり

2
粉飾事件とかには結構目を配っているつもりだが、知らない事例もあって第一部は良かった。但し、一般的な読者を想定しているためか、やや説明が簡略すぎる箇所があるのは残念だが、本書の性格を考えれば仕方ないだろう。一方、会計ドレッシングの傾向と対策を述べた第二部は一転してかなり実践的で細かい。不正会計に関与した人へのヒアリングをする人なんてそうはいないだろうに、そのノウハウを細かく伝授する作りは、第一部と矛盾していないか? 対象読者が絞り切れていない印象はあるが、全体を通しては良書。★★★★☆2014/11/16

リョウ

2
過去の粉飾・横領事例から、どのような条件がそろったときに会計ドレッシングが行われるか、それを未然に防いだり早期に発見するためにはどうしたらいいのかということを分析した本。いろんな対策が提案されているけど、どれも粉飾・横領を防ぐためには有効な手段でもコストがかかりすぎたり、組織が硬直化してしまったりする要素にもなるので、あっちをたてればこっちが立たずという状態になってしまい、難しいなぁ。2012/03/26

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