内容説明
貧困化による負の連鎖が日本社会を覆い始めた。
目次
第1章 格差社会の風景
第2章 階級闘争としての格差論争
第3章 貧困化する日本
第4章 「新・階級社会」の構造
第5章 もう「上流」にはなれない
第6章 さまざまな「階級闘争」
第7章 新しい階級闘争が始まる
著者等紹介
橋本健二[ハシモトケンジ]
1959年石川県生まれ。東京大学卒、同大学院博士課程単位取得退学の後、静岡大学助教授を経て、2002年より武蔵大学社会学部教授。専門は理論社会学および階級・階層論で、理論・実証の両面から「格差社会」の背後にある階級構造とその変化について研究している。最近は階級構造と格差拡大が人々の日常生活や大衆文化に及ぼす影響に関心を持ち、趣味と研究を兼ねて「居酒屋考現学」を提唱。成果の一端をブログで公開している。また日々の読書と音楽鑑賞の記録をブログ「橋本健二の読書&音盤日記」で公開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こぽぞう☆
11
図書館本。思ってたんと違った。第1次安倍政権崩壊後、民主政権前とゆー微妙な時期に書かれた本。階級闘争。。。非正規雇用が最悪の頃のものだから、今は少しは良くなってるかな。そして、やっぱ革命は起こってないし。 2020/01/24
ぷるぷる
4
元左翼学生が現実を理解して社会学の先生になったってことですかね。一次安倍政権後辺りに出た本。10年単位で階級社会の潮流は変わるようでピンとこない部分も多い。社会階級を体系化しようと試みてますが資本家と労働者という二項対立は成立してないようで苦心されてます。中国の資本家による日本企業の経営支配なんて想像できなかったよね。アンダークラスの問題は納得なのですが解決策は先生も見つけられていない。大恐慌や戦争によるガラガラポンを望む人もいないので現状改善と安全保障に力を注ぐしかないと思いました。漫画の話は余計かも。2025/09/14
エイチ
1
・・・投げっぱなし?2009/01/22




