内容説明
ネットでは様々な「放射能」関連の情報が氾濫し、正確な情報源を探す事が困難になっている。大気や食品中の放射能の測定法は。土壌に沈着した放射性物質はどの程度、作物に移行するのか。身の回りには自然放射線があるのに、なぜ放射能汚染に気をつけなければいけないのか…。具体例とともに、疑問を解決する。
目次
第1章 生活の中の放射線
第2章 高自然放射線vs医療放射線
第3章 放射線のヒトへの影響
第4章 放射線から身を守る
第5章 食品汚染
第6章 モニタリングはすべての基本
第7章 客観的な評価は、数値が基本
第8章 放射線測定の実際
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
michu
2
敢えてだろう。福島第一の事故、またその後の日本社会についての叙述は避けられている。科学者としてまっとうな態度で基本的な情報だけを紹介してくれる。著者の意見らしいものが少しだけ垣間見えるのは、むすびの文章だけだ。強調されているのは理解。「サイエンスの基礎を身につけておくと、専門家の話も理解しやすい」この基礎とは科学的な思考という意味だろう。「定説がない分野ではもっともらしく、わかりやすい話にひかれがち。しかしそこには「ニセ科学」の罠が潜んでいるかもしれない」信じる信じないではなく理解する態度を持ち続けたい。2013/10/13
中年親爺
0
放射能に関する基礎知識。シーボルトsVとは放射線の人体に対する影響度を測る単位。自然界の中には放射線が存在し、日本での自然放射線量の平均は年間1.6ミリシーボルト(msV)、世界平均は2.4msV。国際放射線防護委員会ICRPはそれ以外に受ける放射線量の限度を定めており、平常時における量は年間1msV。緊急(事故発生)時は年間20~100msVとしている。なお、ラドン温泉の湯治客が3ケ月間滞在した時の被ばく量は0.7msV。また、放射線量をある程度正確に計測するにはシチレーションカウンターが必要。2011/12/20
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