内容説明
重要な会議に遅刻しそうになり焦っていた建築士のジゼルは、空いたばかりの駐車スペースに自分の車を割りこませた。順番を待っていた高級車の運転席を見ると、男性が不機嫌そうに「なんて女だ」と言っているのがわかる。すると彼は車を降り、ジゼルの行く手をふさいでなじり始めた。まるで世界が彼の思いどおりになると信じているような剣幕で!隙を見て逃げだしたものの、数時間後、ジゼルは真っ青になる――その男性が、大事なクライアントとして目の前に現れたのだ。彼の名はサウル・パレンティ、ある国の王族出身の実業家だという。さっきの報復が始まるかしら……。ジゼルは自らの行いを悔やんだ。■堅実な人気を誇るペニー・ジョーダンの最新二部作は、絶対に読み逃せない豪華な設定。主人公が共通の連作を二カ月続けてお届けします。言い争いから始まった二人の恋は、どのようにして“世紀のハッピーエンド”へと向かうのでしょうか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまと
3
しまった!続き物でした。2015/08/26
ひまわり
0
出逢いから結婚まで編。2012/02/16
Mari
0
★★★★2012/02/14
MOMO
0
ジゼルちゃん、駐車場に関しては、どう考えてもあなたが悪いわ!でもねぇ、サウル君、あの後のあんたの行動は、あまりにも大人気ないわよ!そんな少々意地っ張りで、なにかと我をとおそうとする二人のロマンスは、どちらもが幼少時の出来事によって、絶対に結婚しないし、子供も作らないと決意しているため、お互いに惹かれあう気持ちをどちらもが必至になって否定してくれます。二人の心の動きや葛藤は、少々丁寧すぎると感じるほど丁寧に描かれていたし、トラブルの元凶悪女も良い味を出してくれていたので、私的には楽しく読めました!2011/09/21