作家たちの戦争―昭和史の大河を往く〈第11集〉

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作家たちの戦争―昭和史の大河を往く〈第11集〉

  • 著者名:保阪正康
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 毎日新聞出版(2014/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620320656

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内容説明

荷風、大岡昇平、山田風太郎、大佛次郎・・・・、あの戦争が彼らを作家たらしめた。
昭和史の視点から作家の日記と作品を読み解く画期的な文学論。

<目次>
山田風太郎の『戦中派不戦日記』を読む
「戦争に負けると、ああなる」──山田風太郎と中国兵捕虜
八月十日の終戦──山田風太郎の心のなかの戦い
「十五日(水) 炎天 ○帝国ツイニ敵ニ屈ス。」
山田風太郎が終生感じた日本人へのもどかしさ
永井荷風の『断腸亭日乗』を読む
荷風が覚悟を決めた昭和十六年六月十五日
「アメリカと戦争するなんて莫迦ばかですよ」
戦時下、荷風が上野駅地下で見かけた男女
八月十五日、疎開先で知る「日米戦争突然停止」
大佛次郎が終戦直後に書いた「英霊に詫びる」
大佛の特攻への共感と荷風、志賀直哉への嫌悪感
「正直に生きていることに悔はない」
東久邇内閣の「内閣参与」として
大岡昇平のフィリピンでの戦場経験
大岡昇平が『俘虜記』で伝えたかったこと
『野火』から伝わる昭和陸軍の狂気
『レイテ戦記』執筆に至る公刊戦史の嘘への怒り
書いたのではなく、亡き戦友たちに書かされた大岡昇平
丹羽文雄が目撃した『海戦』の生と死
高見順が向きあった昭和二十年八月十七日の島木健作の死
清沢洌の怒り──「こんな戦争をやるのは誰だ」
徳富蘇峰が「自ら吾が愚に驚」いた八月十五日
伊藤整が感じた十二月八日の奇妙な静けさ
『戦艦大和の最期』──著者・吉田満の戦後
 
あとがきに代えて──残酷な踏み絵を作家に迫った時代

目次

山田風太郎の『戦中派不戦日記』を読む
「戦争に負けると、ああなる」―山田風太郎と中国兵捕虜
八月十日の終戦―山田風太郎の心のなかの戦い
「十五日(水)炎天 ○帝国ツイニ敵ニ屈ス。」
山田風太郎が終生感じた日本人へのもどかしさ
永井荷風の『断腸亭日乗』を読む
荷風が覚悟を決めた昭和十六年六月十五日
「アメリカと戦争するなんて莫迦ですよ」
戦時下、荷風が上野駅地下で見かけた男女
八月十五日、疎開先で知る「日米戦争突然停止」〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

2
個々の作家の日記に対する分析は面白いが。結末の総論が、この著者にしては凡庸。「サンデー毎日」連載を、そのまま、本にした感じで。本としての完成度が低い。2013/08/10

tecchan

1
山田風太郎、永井荷風、大佛次郎、大岡昇平などの作家が残した日記や作品から、昭和の時代、戦争、戦時下の生活などを探る。2017/06/26

風見じじい

0
戦争中の軍部の統制に一線を隔した永井荷風、多くの戦死した人への鎮魂を書いた大岡正平や吉田満に対し軍に作家のブラックリストを提出した人、不本意ながらも従った人がいたと言う。本書では、従わなかった人について取り上げているが、逆に軍に協力した人のことが知りたくなった。2014/12/17

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