嫌われ者の流儀

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嫌われ者の流儀

  • ISBN:9784093798228

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内容説明

堀江貴文×茂木健一郎!嫌われないことよりも大切にしていることがある。
ライブドア事件から民主化革命、東日本大震災、そして収監まで全15時間超の大激論!

日本を、自分を、変えたい人の「必読書」
「ホリエモン、刑務所収監へ」――2011年4月末、最高裁の上告棄却で堀江貴文氏の実刑判決が確定した。かつて「フジテレビ買収騒動」「衆院選出馬」などで注目を集め、時代の寵児として持て囃されたベンチャーの旗手は、ついに2年以上の刑務所暮らしを迎えることとなった。旧来の研究手法にこだわる日本の脳科学学会に背を向ける茂木健一郎氏と堀江氏が、ウェブ上でお互いを“再発見”し、初対談の運びとなったのが10年秋。以来、6回に及ぶ対談では、日本の既得権益層から「嫌われる」者同士として、日本の伝統的秩序・価値観が孕む危険性、それらと「たとえ世間から嫌われても闘わなければならない理由」を熱く語る。「国家とは何か」「司法とは何か」「革命とは何か」「ライブドア事件とは何か」「社会を変えるものは何か」、そして二人は「日本の変革を阻むものの正体」に迫る。実刑確定を受けて急遽行なわれた5.11緊急対談では、「これで、もっと自由に生きられるかな」と堀江氏は心中を吐露し、茂木氏とのやりとりを通して湧き上がってきた「出所後の夢」を語っている。
二人の「嫌われ者」を支持する人、反発する人双方にオススメの一冊です。

目次

第1章 全体主義国家ニッポンなう
第2章 ライブドア事件の「真相」
第3章 激変する「国家と個人」の関係
第4章 日本の“ラスボス”は誰か
第5章 「幻想」を追い求める日本人
第6章 なぜ宇宙ロケットビジネスか
第7章 3.11後の世界
最終章 5.11緊急対談 若者よ、狂気を抱えよ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごく

13
表紙の2人が若過ぎて(笑)読むか迷った積読本。ホリエモン、判決・収監直前の対談。国際的には並、国内では先端を走っていたが、当時の彼らは、日本の旧体制を本書で”グチる”しかない状況だった。3.11が思考停止社会に風穴を開けることに期待するも、気が付けば元通り。しかし、8年後の今、虚業と呼ばれたネット企業無しに経済も日々の生活も成り立たず、昭和40年から続いた旧体制は変革を余儀なくされている。茂木氏は変わらず独走し、堀江氏は、口調は変えずも、今や体制側に。劇的な社会変化を目の当たりにし、予想以上に面白かった。2020/08/25

お静

13
堀江氏が収監される直前にこの本が校正された。堀江氏も茂木氏も社会、政治に問題意識をもち非常に話しが弾み面白く読み進んだ。あのフジTV事件の内幕や村上ファンドも伝わった。うなずく箇所が多く又二人の人柄が出ていて親近感がわいた。2017/09/16

いっちょめ

9
全てに頷くことはできないけど、こういった考え方があるんだなと勉強になる。ホリエモンの逮捕は確かに疑問だらけだし、新しい新参者で目立った出る杭は打たれるといったところは最近でもよくみられる。日本とはなんと閉鎖的なと思ってしまう。2016/04/22

ふぇるけん

9
堀江氏が収監される前に茂木氏となされた対談集。ところどころ議論が雑に感じられるところはあるものの、ロジックを組み立てて会話されているので論点がわかりやすい。この二人が何度か触れている通り、現在の日本は情緒が論理より優先されることが多いのは同感。こういう人たちを普通に受け止められる懐の深さをこの国には持って欲しいものだ。2013/03/02

yamikin

6
話されている内容はほとんど正論だし、この二人は若者を擁護することで自らのポジションを獲得している人たちなので読んでいてとても「心地よい」。だけど、だからこそ批判的な立場を取るならば、やっぱり本書を読んだ皆が起業できるわけないし、成功できるわけではない。それに現実を「語る」ことはあっても現実を「生きる」言葉が本書にはほとんど書かれていない。つまり、読了後に「で、明日からオレはどうするの?」という話になってしまうのだ。その点では実は本書は希望を語るがゆえに逆説的に読者に絶望を与える本になっているのかもしれない2011/06/18

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