内容説明
1938年、アメリカ――。ナチスの魔の手から歌姫マレーネ・ディートリッヒを守るべく、快男児が駆ける! 超人気ライター田中天、ダブルクロス The 3rd Editionに初登場。全米興奮必至のリプレイ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小暮
6
「揚げ足を取る」という言葉があるけれど、揚げた足を軸足にして次のステップを踏みどこまでも駆け上っていく話術は田中天さんならでは。電車の中で読んでても噴出すし、それでいて最後感動に泣かされるとか本当に意味判らん。もう大好きだ!2011/10/25
akiu
5
リプレイと追加ステージ。前作(2nd 版トワイライト)は未読。リプレイは、まさに田中天にしか作れないシナリオって感じで面白かったです。彼のシナリオは、ぶっ飛んでいるようで(彼の中では)論理的に構築されているという作りのため、外面はバカバカしくて笑える一方、実は内部まで細かく作りこまれているというところが、素晴らしいと思います。個人的にプロレスネタは反則です(ツボにハマってしまうので)。カラー口絵が敵 NPC メインというのはどうなんだ、いいけど。シリーズ外伝という感じなので、本編も読むべきでしょうか。2012/08/14
Azusa_F
5
相変わらず知識と知識のぶつかり合い(だがそれがいい)。それにしても天さんのGM時のNPCって、徹底して「ルール準拠」なのはスゴイと思う。「(俺の考えた)オリジナルエネミー特殊能力」みたいな形ではなく、かならずルール上の裏付けがあるんだよね。2ndの時はかなりの拡大解釈で臨んでいた印象が強かったけど、3rdはEロイスのおかげで、拡大解釈っぽさが抑えられている感じ(「(2nd)それアリなのか!」から「(3rd)あーなるほどー」な感じ)。ところで、旦那がT型フォードに目を合わせなくなりました...どうしたらいい2011/06/06
m.murasaki
4
ナチマラカスがいい意味でバカで面白いキャラでした。歌でエンジンや船までやる気をなくさせる無茶苦茶さとか面白かった。すべてはナチの超科学の賜物!それで何となく説明ついてしまうところが面白いですね。けどそれでありながらゲームルール的にちゃんと納めてあるのがすごいなあ。クライマックスの恐怖を克服する大悟の演出はかっこよかったです。2011/07/02
YUKI
3
天さんのとんでも設定と、それを余すことなく突っ込みを入れてくれるPC達、すばらしい連係プレー。後半の熱い台詞ラッシュには滾りました! ナチ・マスカラスは萌えキャラ。2011/10/28