内容説明
冷戦構造を背景に、年平均10%という経済成長のなかで大変貌を遂げた日本社会。農村や川崎のスラム街、沖縄、労働者家族と女性、育児・保育、ウーマンリブ、文化運動など、さまざまな経験を描き、その歴史的特質に迫る。
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目次
第1部 変貌する地域(二つの農村 “周辺”層と都市社会―川崎のスラム街から 生き続ける学校―荒川区立日暮里中学校の開校後一〇年の経験 占領下沖縄における成長と壊滅の淵)
第2部 多様化する暮らしと思想(高度成長期前夜における労働者家族のジェンダー関係の構築―日鋼室蘭争議を事例として 松田道雄と集団保育の“発見”―一九六〇年代の保育運動のなかで 扉を開いた女性たち―女性正規雇用者の軌跡 ウーマン・リブ―近代家族の完成と陥穽 高度成長と文化運動―労音運動の発展と衰退)