内容説明
あの巨大な変化は、いかに生み出されたのか。アメリカの覇権のもとに離陸へと舵をきり、年平均10%という経済成長を遂げた日本社会。1950年代半ばから60年代半ばまでを中心に、国家構造、地域開発、教育、社会保障、ジェンダー秩序などのテーマから、その歴史的特質に迫る。
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目次
序章 高度成長の時代
第1章 地域からみた開発の論理と実態
第2章 首都圏の経済変貌―商工業の発展と中枢管理機能集積地の出現
第3章 “平和と民主主義のシンボル”から“学歴正統化装置”としての学校へ
第4章 高度成長期における国民教育運動と恵那の教育
第5章 女性労働者の一九六〇年代―「働き続ける」ことと「家庭」とのせめぎあい
第6章 高度成長期の社会保障―制度の体系化と労働市場への誘導性
第7章 高度成長期の国家の構造