MF文庫J ミカヅチ 3

著者名：榊一郎

KADOKAWA（2013/03発売）

• ISBN：9784840138123
• NDC分類：913.6

内容説明

ヤドリギと化した友人を自ら倒した哀しみを誤魔化すように、戦闘訓練に明け暮れる紅蓮。一方、紅蓮の家に通うことが減った琴音は、紅蓮への想い、そして梨緒への何ともいえない感情をもてあまし、煩悶と日々を過ごしていた。そんな折、誤って階段を踏み外した琴音は、病院に入院することになる。見舞いに訪れた病室で、久しぶりに琴音の家族と対面する紅蓮。そして、“御杖代の天女”――実の姉である雪緒と再会する梨緒。様々な家族のカタチが絡み合い、新たな哀しみの鎖を編んでゆく……。榊一郎が贈る本格バトル・アクション、血の絆に踏み込む第３弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[みどり]

この段階で、「家」としての御杖代がクローズアップされてもな～ってところかな。三角関係もドロドロと。

2018/03/07

[konkon]

カバーイラストの赤い和服の女性は梨緒でしょうか？分からんです。紅蓮くん頑張ってました。

2016/02/13

[水無月冬弥]

レーベルが違う！と思ってしまうほどのシリアスな展開。さりげなく紅蓮と梨緒の雰囲気がよくなる中、琴音がヤンデレ化始めているよ！

2011/03/19

[村正]

のんびりと読了。此のお話はっきり言って人格破綻者や欠落者が多数出演する血生臭い和風ダークヒーローものなのだが、不思議と格好良いと感じてしまうのは男の業なのかもしれない。うん、幼馴染が良い感じで病んできた（笑）１～２巻も含めてどうにもメインヒロインとは思えない処遇。個人的贔屓もあるが梨緒さんの方がよっぽどメインヒロインだな。婚約者だし。作中梨緒さんが紅蓮くんの琴音さんへの気持ちを特別と指摘するが、男女の其れとは違う感じがした。今後多分メインヒロインは本当に梨緒さんではないかと思う、話的にも嫁的にも、希望込み

2011/03/11

[さぶお]

梨緒の登場によって琴音が徐々に自分の気持ちに気づいていく過程が丁寧。表紙の雪緒さん怖い怖い。ただひとつ残念なのは、人食の倫理に関する問題で、踊り食いが好きだと言わせ、嫌悪感を覚えさせるくらいなら初めからもうちょっと勧善懲悪に近付けてしまえばいいと思うのは個人的な意見。梨緒かわいいよ梨緒。

2012/02/12