謹訳 源氏物語 五

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謹訳 源氏物語 五

  • 著者名:林望
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 祥伝社(2013/09発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396613853

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内容説明

「源氏物語はこんなに面白かったのか!」各界絶賛の「名訳」を超えた完全現代語訳!古典学者として、作家として、著者畢生の偉業全10巻の第5巻!光源氏36歳から39歳まで(蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴・真木柱・梅枝・藤裏葉)を収録。1000年の時を超え、宮廷人たちのはかなき恋と、美しき四季の風物が今眼前に蘇る!

目次


常夏
篝火
野分
行幸
藤袴
真木柱
梅枝
藤裏葉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさしぶり

20
近江の君の品のなさがかえって滑稽。幼なじみの宰相の中将と雲居の雁はめでたしめでたし。明石の君の入宮にあたり養母 紫上と実母 明石の御方が互いに喜び心打ち解けまた良い。玉鬘は本当は男嫌いだったんじゃなかろうか。明けて翌年40歳になる源氏、各々方も位があがり源氏物語の半分。2019/11/11

colocolokenta

17
源氏も(元)頭中将もいいおじさんとなってきた。葵の上、夕顔、六条御息所、紫の上、明石の君。様々な女君たちと織りなした若き日々が集束して来た。一、二巻あたりで感じていた軽薄感が徐々に変容して来ているのがわかる。源氏の女好きなど、今の世でもまあ、ちょっと、という程度。それより、ここまでの話の伏線が既にあの夜の話にあったとは驚く。壮大な平安王朝物語もここがまだ折り返しとは。だが、半分を読み終え、この先を読むのがもったいなくなってきた。この先は、ちょっと休んでから、もっと丁寧に”しみじみと”読み進めていきたい。2015/08/22

長谷川透

14
玉鬘に想いを寄せる源氏。母の面影を残す女性に恋をしたり、10代にも満たない幼女を可愛いと思い結婚を企てた源氏であるが、今回は直接的な血の繋がりはないものの、養女である玉鬘に恋をし思い煩っておられるご様子。だが、残念。彼女は髭黒の右大将と結婚し、源氏の野望はついえてしまう。この巻の終わりで源氏は39歳で、地位はなんと準太政天皇という天皇級まで上り詰める。系図もすごいことになってきたが、やっとこさ全体の半分読了です。2012/06/10

もっひぃ

10
今まで玉鬘という人は結局、最後髭黒に無理やり結婚させられてしまう人、という認識しか無かったので、何帖にもわたって登場したのには驚いた。この巻では「右大臣」=もと頭中将、「頭中将」=柏木という事を頭に入れておかないと混乱する。2017/03/18

ナツメ

9
第二十五帖『蛍』から第三十三帖『藤裏葉』まで。前巻の『玉鬘』から『真木柱』の帖までは夕顔と頭中将の娘である玉鬘が中心のため【玉鬘十帖】とも呼ばれているそうです。後半は源氏の息子の夕霧と、その想い人である雲居の雁の話。玉葛は思いもよらぬ結婚をすることになりますが、夕霧は想い人と結ばれる……。夕霧は相手方の親に反対されたにもかかわらず最終的には想いを遂げ、天皇にさえ望まれた玉葛がこの結末になったあたり運命の妙を感じます。光源氏でさえも予想できないのだから、そりゃあ全ては前世の行いの所為とも言いたくもなりますね2017/09/27

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