内容説明
「練れば練るほどぐらつくセメント、略して寝癖ボーイ! カマーン!」入学式当日の河川敷で威風堂々僕に呼びかけるキャッチャー姿の男。……変態だった。白球を追う青春なんてノーサンキュー。僕はのんべんだらりとした高校生活を夢見てたのに~。その夢は一瞬にして砕け散ってしまった(完)。というわけにはいかず――。第12回えんため大賞特別賞受賞。変態と金魚の呪い?に振り回される僕と彼女とときどき野球のぬるま湯日常ラブ?コメディ開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KEI
10
購入。第12回えんため大賞特別賞受賞作。優秀賞が残念だっただけに期待してなかったからか、まぁまぁ面白かった。前半のダルさは駄目だったが、キャラが出揃ってから話が動き出すと以外に読めたからビックリした。なんだかんだでしっかり野球してたし。ただ、昨今の奇抜なタイトルを付ける風習はどうしたものか。2011/02/11
半熟タマゴ
7
入学式当日に謎の男に絡まれ野球部に入ってくれと勧誘される主人公・桂木悠。最初は野球部に入るつもりなんてなかった悠だったが、渋々入った野球部で仲間と共に野球をしていくうちに本当の気持ちに気づいていき……。もっとコメディ色が強い作品だと思っていたのですが、なかなかに熱い作品でした。2巻に続く終わり方をしてるのに続きが出てないのが残念ですね。2021/11/07
星野流人
7
おもしろかった。近頃のラノベにしては珍しくしっかりと野球をやる(まぁ、多少ラノベ的誇張表現の多いプレーは目立つが)、スポ根作品。廃部の危機にある野球部を存続させるため、急拵えのチームで甲子園常連校との試合に望む……という、スポ根としてはまあまあありがちなストーリー。しかし、圧倒的才能を目の当たりにして野球から遠ざかっていた主人公が再び野球に向き合うエピソードはすごく良かった。……しかし、作品としては穴が多いのも事実。中盤以降のおもしろさとはまったく別物にすら見えるほど、序盤は残念。2012/01/10
マーシャル・アーツ
4
ページ数も意外に多くて、内容的にも最初はちょっと自分に合わないかなと思ったけど桂木と純の対決あたりから面白いなと思い始めた。ギャグキャラたちによってご都合的に勝負に勝つというのは作風的に許せるけど(チャ―リーとか白山先輩とか)、せめて桂木のピッチングの何がスゴイかというのを明確に記述してほしかった。読む人をかなり選ぶと思うが、個人的には各キャラ個性的なところと作者特有の地の文は好感がもてた。FBオンラインの外伝的なものを読んで(まだギリギリ読めると思います)買ってみたけど損はなかったと思う。2011/02/23
ごぅ。
3
アップテンポで口絵のような4コマのようにスラスラ読めました。。。熱いぜ小島、、厚いぜ中村、、なんだこれ。。。純じゅんがかわいくていい。2012/03/04