内容説明
税務署に対抗する手段はある。
税務調査に従うばかりが能じゃない。
税務署の調査はどのように行われるのか?調査官はどこを見ているのか?
それを知るだけで、税金の世界が浮かび上がってくる。
本書は、「税金はなるべく払わないほうが善である」という主旨に基づいて書かれている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
esop
67
本書は脱税を推奨するものではなく、「脱税」という起業家の心理が如実に現れた事象を追及することで経済とは何か、税金とは何かを問い直すことを本題としている。驚きがあったのは「昔行われていた「長者番付」、これは市民からの密告を促すために始められたもの」ということ。脱税は犯罪行為であるから当然ダメだが、節税知識は稼ぐ上で必須知識だろう。 税務官との脱税犯との攻防が面白い。良書◎2025/01/01
mazda
20
税金を減らすには、売上を下げるか、経費を上げるかのどちらかしかないのということですが、そのために行う行為は非常に多岐にわたっていることが分かりました。慰謝料に税金がかからないことに着目した偽装結婚ならぬ偽装"離婚"、利益を上げた会社を突然倒産させる計画倒産、などなど、手口をあげたらきりがないようです。しかし、国税もプロなので、そのあたりの手口はある程度把握しているようなので、「うっかり」は仕方ないにしても、まかり間違っても「積極的に」脱税するのはやめましょう、ということだと思います。2014/10/17
抜け忍1号
1
2011年10月11日読了。元国税調査官・大村大次郎による、税務の裏側や脱税の実態をユーモラスかつ鋭く描いた本。内容は、脱税の手口の進化の紹介→かつては単純だった脱税が、近年(2011年当時)では複雑かつ巧妙化していることを解説。合法的な節税テクニック→財団やタックスシェルターなど、合法的に税負担を軽減する方法も紹介。事例集としての面白さ→偽装離婚や計画倒産など、実際に使われた手口を例に挙げながら、税務署との“いたちごっこ”を描写。税金に対する理解を深めたい人や、節税に興味がある人向け。2011/10/11
れもん
1
元国税調査官が書いた本。もちろん脱税を推奨しているワケではない。それでも税務行政の弱いところを指摘している部分もあって、参考になった。2011/05/20
ひろ
0
脱税は違法で許されないことだか、その種類の多さに逆に感心した。もっと勉強して節税に努めねば。2013/06/06
-
- 電子書籍
- ざつ旅-That's Journey-…
-
- 電子書籍
- ヴラド・ドラクラ【分冊版】 29 HA…
-
- 電子書籍
- やさしくないキミが好き 分冊版(1)
-
- 電子書籍
- 餌食の街 祥伝社文庫
-
- 電子書籍
- 鳥頭紀行 ジャングル編 どこへ行っても…