出版社内容情報
科学および科学史に関するバシュラール思想の核心を伝えるべく編集された好著。フーコーやアルチュセールの理解にも必読の書である。
内容説明
本書の認識論は、物理学的および化学的な諸科学の現代の進歩にたいするほぼ四分の一世紀にわたるはりつめた注意と、哲学的認識理論にたいする断固たる論戦的警戒と、これらの組み合わさった関心の成果であるが、不断の「自己論争」においてこの認識論固有のカテゴリーを改める漸次的訂正とから構成されている。
目次
出発点(現代諸科学の「新しさ」;哲学の「怠惰」 ほか)
第1部 認識論の領域(認識論的領域という概念;物理学の認識論 ほか)
第2部 科学認識論の重要カテゴリー(応用合理論;技術的唯物論 ほか)
第3部 科学史にむかって(連続か不連続か?;歴史的綜合とは何か ほか)