ＩＣＨＩ（５）

著者名：篠原花那【著】/子母澤寛【原作】

講談社（2014/07発売）

• ISBN：9784063523386

内容説明

士道とは何か。苦悩する斎藤一（さいとう はじめ）。1862年夏、仇を捜すため、己を探すため、東海道から京へと向かう、藤平十馬（ふじひら とうま）と斎藤一。道中二人、生麦村にて日本の窮地に直面す――。　◎京を目指す斎藤と十馬は、生麦村で外国人殺害事件に巻き込まれ、横浜の外国人居留地へと連行・軟禁された。日本と諸外国の全面戦争に発展するかもしれない事態に、二人は事実無根の罪を着せられ窮地に……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[柳里]

ほぼ十馬と斉藤さんの話。「感情がない人間などいない」――十馬が斉藤さんと市を重ねるのもなんとなくわかるかも。無表情で完璧なところじゃなくて、表情には出さずふとしたときに感情が暴発する危うさが似ている気がする。過去話の続きが気になるー。

2011/01/13

[azamine]

今回は十馬の回。というよりも新キャラ、斎藤一さんが目立った巻でした。二人のずれた掛け合いが緊迫している中でも面白い。次回に続く過去の話に期待。

2010/12/22