内容説明
田沼意次(おきつぐ)失脚後の空白に、交わされる暗闘。甲府勤番の影井誠一郎はかつての友を斬り、江戸に出た。誠一郎を護衛につけ、沢井小平太は持ち前の弁舌で幕政を変えんとする。火消の常吉は一世一代の大喧嘩で、江戸っ子の血を沸かせ男伊達(おとこだて)となる。閉塞する世に風穴を開ける者は誰か。北方剣豪時代小説の快作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかあき
2
北方先生の作品は結構読んできたと思っていたが、なんと初めて読む作品だった。 時代は田沼後の江戸で先生に影響を受けた他の作家であれば今村翔吾先生の「ぼろ鳶シリーズ」のあと辺り。 なぜその名を出すかというとこの作品にも火消しが出てくるからで、その火消し常吉がまあ格好良い。 主に将を描く南北朝を扱った連作に比べると人を描く分か幕末物はよりハードボイルド味が強く、その中でも書いた時期が前な分、この作品は完全にハードボイルド小説だった。 2024/09/17
Garyo1000
1
彼の時代ものは一番です!図書館でみつけたらすべて読みます。
ぷりごろた
0
そうなるのか! 縁とか巡り合わせとか、考えさせられます。 せつないなー。2014/06/02
ぷりごろた
0
題材が渋い。 政治のパワーゲームも面白い。 杖下に死すと似てるけど、 それでも面白い。2014/05/12
many_sasakure
0
序盤すげぇ重要キャラっぽく出てきた赤津さんが後半空気になっていてわらた。2013/06/23
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