内容説明
4件の狙撃事件が発生した。まずニューヨーク郊外で映画女優が心臓を射抜かれて即死。続いてシカゴの住宅街で大学教授夫妻が頭部を撃たれ死亡。クリ―ヴランドでコメディアンが口を射抜かれて絶命する。使用ライフル弾はどれも同種と判明し、捜査線上にヴェトナム戦争の最優秀狙撃手が浮上するが、彼もまたライフル銃での自殺と推定される状況で発見される。事件は落着かに見えたが、FBI特捜班主任ニック・メンフィスはこれに納得せず、親友のボブ・リー・スワガーに現場検証を依頼した!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
46
うまいっ! さすがはハンター氏。戦争の英雄が濡れ衣をきせられ、それを仕組んだ強大な権力を持つ悪の存在をほのめかし、その悪に迫るいとぐちをつかみかけた時、関係する者が虫けらの如く抹殺される。おそらく読者はこの上巻を読んで怒りのボルテージが最高潮に達しているだろう。Come on! Bob the Nailer! 巨悪よ、地獄に堕ちるがいい。<ボブ・リー・スワガー>シリーズのベスト・オブ・ベストという帯の言葉に偽りなしと見た。狩りは始まった。もう誰にも止められない。2012/11/05
み
24
ボブさん、63歳です(>_<)何歳まで描かれてるのか?今作は、ニックに協力して始まったが、ただいま暴走中。ニックも立場が危うい状況です。下巻に進みます。2021/08/13
MJ
22
やっぱり最高ボブ・スワガー!彼の魅力は高潔さと男気だ。陰謀と策略が欠かせない内定捜査でも彼はその人間的魅力によって相手を籠絡してしまう。寓話「北風と太陽」のごとく。それは実社会でもよくある話し。それを御都合主義と言ってはダメですよ〜。それにしてもロン・フィールズに語らせたマスコミ批判は秀逸。彼らが求めるのは「真実」ではなく「物語」だ。この箇所だけでもこの本を読む価値あり。ミステリ色強めの上巻、ご機嫌な気分で読み終え、下巻に突入!2020/07/31
Dai(ダイ)
15
上巻ではほとんどアクションシーンは出てこずにミステリー小説のおもむき。最後の最後でやっとドンパチが始り、さぁ、ボブの活躍が見られるかな。2016/08/22
ドナルド@灯れ松明の火
12
久しぶりのハンター。「黄昏の狙撃手」を飛ばして本作だがスワガーの狙撃手としてのスキルは衰えていないなぁ。米国内の女優・学者夫妻・コメンテーターが相次いで遠距離狙撃で殺され、海兵隊の英雄だったスナイパーが疑われFBIに追われる。スナイパーを犯人とする為の完璧な証拠がそろっていたが、スワガーがその着弾点のあまりにも正確すぎる点に気付き真犯人を探しはじめる。くそったれ米国政府機関上層部や報道機関の圧力のもと、事件の黒幕と一匹狼スワガーの闘いが始まった。いつ読んでもハンターのスワガーシリーズは血沸き肉躍る!2014/05/11
-
- 電子書籍
- 通信業界の裏側が分かる 2015(日経…
-
- 電子書籍
- だいぼうけん みんなヒーロー おとこの…
-
- 電子書籍
- アーティスト アクロ(3) 少年サンデ…
-
- 電子書籍
- DRAGON BALL カラー版 ピッ…
-
- 和書
- ファンダメンタルなふたり