内容説明
「ちょっと婚約者のみなさんに会ってきてくれるかな。…16人いるけどね!」「な、なんだってぇぇ!?」17歳になったある日、リディア王国の王子・リカルドに父王が告げたのは―婚約者が16人いるという、驚天動地の事実! 「16人って…俺はどうすりゃいいんだぁぁ!?」という王子の叫びも虚しく、彼は婚約者たちを巡るヘンテコな旅へ出発することに。はじめに辿り着いたのは、シュールティス王国の第六王女・セフィアの住まうカルヴェルグ城。お子様な外見に反して威厳たっぷりに振る舞う彼女だが、人には言えないムフフな秘密があって…。さすらい王子と恋する16姫のらんぶるコメディ、スタート。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あうたん
5
第1章は出発編だけど、約3分の1のページ数ぐらいの必要は無かった。16人の許嫁がいるのに、第1章はヒロインたちの紹介じゃなくて、主人公の付き人の紹介でこんなにページ数を使ったのは正直無駄でした。第2章で本の約半分でようやく表紙のヒロインが登場。なんで言うか、こんなに紹介したなら許嫁は彼女1人でいいじゃないって思う。次回予告で許嫁2人は登場するけど、このペースで最後まで全16人の許嫁をちゃんと紹介できるのか不安です。あと謎の時刻差。例えば3分時は約20分くらいの訳わからないの時間帯。20分で言えばいいのに。2019/11/10
アツシ＠疾風(仮)
2
とても面白かった。タイトルを見て回避はもったいない！ハーレムラブコメではなく、正統派ファンタジー小説。イラストも素晴らしい。キャラ同士の会話も好み。アイオリッタが主人公を認める日がくるといいな。次にも期待したい。ただ、文体に違和感。主人公視点だったのに一部分だけセフィア王女視点になったり、世界観の説明では『今でいう〜』が結構目に付きました。時間や年齢等を、なぜ現実の世界とは異なる設定にしたのかよくわかりません。また、主人公は悪い人ではないが『へえ。俺の質問の意図を察したか』等、上から目線が気に入らない。2010/10/31
兎追いしかの山
1
こってこてのラブコメになるのかと予想していたけれど、いい意味で裏切らえた。結構いい感じの中世ファンタジーもので、楽しんで読めた。婚約者がめちゃくちゃ多いけど、どうやって話を進めていくんだろう。そこら辺も含めて楽しみ。2011/01/15
うずらフライ
1
単なるラブコメかと思ったら、富士見らしい中世風ファンタジー。キャラ紹介や世界観描写がメインで戦闘や戦略については少なめ。まだ15人の婚約者がいるからこれからに期待かな。予想外に面白かった2010/11/09
si-ta
1
ベタなハーレムものかと思いきや、十人以上の婚約者候補の下に向かい、苦境を知略を駆使して乗り越えていくという戦略モノ(＋ラブコメ)でした。予想とは違ったけど戦略モノとラブコメが良い按配で楽しかったし、これから出会うお姫様たちとどうやって折り合いを付けていくのかが楽しみです！2010/11/08
