勇午 フィリピンＯＤＡ編（３）

著者名：赤名修【漫画】/真刈信二【原作】

講談社（2013/03発売）

• ISBN：9784063759310

内容説明

勇午（ゆうご）の交渉が、旧日本軍の陰謀と現日本政府の思惑を暴く!!　白熱の交渉劇、ついに完結へ!!　フィリピン、日本、アメリカ。激化する、三つ巴の炭疽菌争奪戦。戦後負の遺産、炭疽菌を廻る呪縛がついに解き放たれる――！　今回の依頼は、フィリピンに住む日系人、マリオ・トーレスの家族を捜すこと。勇午がたどり着いたのは、マリオが隠し続けてきた炭疽菌とフィリピン大統領選の関与。そして彼のフィリピンへの想い。勇午はマリオの遺志を繋ぐため、交渉を開始する！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[山茶]

その辺のミステリーよりも全然面白くて読み応えのある漫画です。昔のような拷問も復活し勇午っぽい作品でした。

2010/08/23

[柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中]

勇午の交渉、それは依頼人の為だけに動くのではないというのが、人の心を打つのだと思う。これが、最初の依頼人である鬼木氏の為だけに交渉したのなら、最近の金銭目的の弁護士の行動に近いものとなったような気がする。こういう風に人としての筋を通した交渉、生き方が自分にもできればとは思うのだが難しいんだよなぁ。

2010/08/29

[ryokbys]

「残念です．この交渉は失敗でした．」

2010/08/29

[tak]

交渉とは何か、問い続ける教科書。強くしなやかに。自分自身出来るかどうか、キツイが。

2010/08/29

[銀城]

交渉は失敗したがしっかり片を付ける勇午は流石。交渉人だけではなく、依頼人にも真摯な心根が必要ということだったのだろうか。

2010/08/26