徳間文庫 幽霊物語 下

著者名：赤川次郎【著】

徳間書店（2016/04発売）

• ISBN：9784198931827

内容説明

姉・郁子に続き、父も何者かに殺害され、一人残された妹の和美は、危険を冒して犯人を捜そうとする。一方、山岡の妻・祥子は社長の座を狙う役員たちの陰謀に巻き込まれていく。ハラハラしながら、それぞれの家庭を見守る二人の幽霊の間に、いつしかほのかな愛情が芽生えて…。この世とあの世の愛や哀しみを切なく描くロマンチック・ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[kaizen@名古屋de朝活読書会]

幽霊の凸凹コンビのそれぞれの心配なことが解決する。 どこで、どうなったか、幽霊同士が結婚したいと思う。 こんがらがった人間関係が、赤川次郎らしい人間味のある結末へ向かう。

2011/04/19

[まあか]

「人は、誰かのことを心配しながら、愛していくものである」面白かった

[たぁ。]

読んだことあったはず？なのに、最後まで思い出せなかった自分が悔しい。

2018/03/13

[蕭白]

赤川次郎さんらしい軽快な感じで、サクサク読めました。登場人物も多からず、少なからず適度でいて、上下巻にわたるも人物関係を忘れることなく、最後まで読み通せました。良かったです。

2011/02/20

[ちい]

醜くても優しさを残している人達の少し心温まるお話でした。とことん加害者は加害者っていうのがどうしても許せないけど、いつか自分のしたことに気づいてくれる日を願うばかりです。幽霊二人のその後もきっと幸せだったんだろう、と信じてます！

2014/04/06