内容説明
チャラい高校生の袖崎陣は、地味で無口でオタクなクラスメイトの外舘翔馬が大嫌い。目障りに思い、陰湿な嫌がらせを繰り返すが、無反応な外舘に苛立ちは募るばかり。そんな中、袖崎は外舘と2人きりで夏休みの補習を受けることになってしまう。いやいや参加していたはずが、恋バナにすら赤面する外舘の初心で小動物みたいに可愛い一面にときめき、キスしてしまい……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セシル
19
タイプの違い&思考のかみ合わなさがリアルで興味深かった!袖崎(攻)が恋に堕ちるまでの動機が何時の間に?という感じだけど、意地悪する時点で最初から気になってたのかなぁ。オタクなんて…とか思ってる人に限ってハマッたら(外見今風なまま)超オタクになるのでは?とか思いました(笑)。無自覚に乙女だしね。外舘(受)もツンデレカテゴリ分けして「萌え」と「恋」を真面目に考察する?思考回路に、そうきたかー!と可笑しかったです。最近メ〇トにこの組み合わせがいてドキッとした☆2010/07/18
メイ&まー
19
にやにや。もう終始頬がゆるみっぱなしで締まりませんでした。とても人前では読めない。攻・袖崎が外館に不埒な妄想を抱いて悶々とする教室シーンにはじまり、つい重ねてしまうキスも、逆に外館が袖崎への気持ちを自覚するまでの経緯もそれ以後も、もう可愛くて甘くてしょうがないー!そもそもチャラい攻に興味はないんだけど、オタク受とセットにするととんでもなく萌えました。ああーツボすぎる。。そしてにやにやが止まらない(キモイよ 笑)。2010/07/01
もきゅ子
17
チャラ男とオタク男子の異文化コミュニケーション。攻めがツンデレというか短気なヤンキーっぽさがあるので、これから受けの影響で丸くなってくれるといいな。目指せオタクに理解があるギャル男。2021/07/27
りんご☆
15
読了2017/11/17
みずほ
15
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ ギャル男(美形)×オタク(地味顔)。異文化圏同士、未知との遭遇みたいな二人。噛み合わない会話のチグハグさが面白かった。「恋」と「萌え」の違いは難しい・・・でも恋の中に萌え要素もありでは? 攻が受に恋したのはギャップ萌えかな。そして受はツンデレ萌え(笑) 最初はチャラ男に見えた攻は、恋を自覚してからは誠実男に変身、好感度がUPした。同人の売上で確定申告できる受は筋金入りだなあ。二次元からリアルBLへの旅立ちを祝福してくれた片倉もいいオタクだった2010/06/15