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内容説明
『コーヒーもう一杯』でジャンルの枠を越える読者を魅了した漫画界の吟遊詩人・山川直人、その幻の初期代表作が、初の完全版として、ここに新生。手に入りにくく、古書価も高騰している同題作品に、単行本未収録のエピソードを加え、雑誌掲載時のカラーページも再現した「完全版」。現代漫画界で異彩を放つ稀有な作家、山川直人のすべてのエッセンスが、ここに凝縮されている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei-zu
18
著者初めての単行本の再刊とのこと。絵柄の若さは当然だが、後の作品のエッセンスといえる不器用な人間関係に胸が締め付けられる。かわいい絵柄でのベッドシーンも少なくないのも著者らしい。2024/03/24
春風のぼる
8
初期の作品。あとがきに売れなかったとあるけど、僕はこの作品の存在を知らなかった。今、読んでみてもとてもおもしろく思う。作中の『最後の作品』は、いましろさんっぽい絵柄で、ストーリーも意外な感じがして、オっ!と、びっくりしました。初期作品って、ちょっとガッカリすることもあるけど、山川直人さんはよかったです!2016/05/21
wknwkn
5
山川さんの作品を一通り読み終わって、まだ読んでないのがあった!って飛びついたのがこの作品。初期の作品だけあって尖ってますね!画風も違ったりして新鮮です。でも言葉に出来ないチクっと切ない気持ちの描写はこの頃から見事です。2014/02/22
いもこ
4
長いこと注目されていなかったようで、絵は今と大分変わっているけれど基本的にはあまりかわっていませんが今とはまた少し違う味わいがあります。2010/06/06
龍國竣/リュウゴク
3
温もりのある絵。そして、あたたかさを感じられる物語。短編集。ふとした日常の一場面を切り取っているのだけれど、それぞれが味わい深くて、感慨深い。広げられそうな話でも、あえて短くまとめている。片手に珈琲でも持ちながら、ゆっくり頁を捲るのに最適な本。2012/02/28