僕の見たネトゲ廃神

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僕の見たネトゲ廃神

  • 著者名:西村本気
  • 価格 ¥628(本体¥571)
  • リーダーズノート(2010/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784903722177
  • NDC分類:797.9

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内容説明

『リアルは堕ちてしまった。でもその時の僕は、ネトゲをやらなければもっと堕ちていた。ネトゲに出会ったあった僕は、甦っていった。いろんな人たちと毎日話し、戦い、強くなっていった。画面の中の僕が、剣を振るっていた』この本は、そんな現在17歳の著者、西村本気(にしむらもとき)さんの詩で始まる。両親が離婚をきっかけに小6のときからニート。そして、いわゆる「ネトゲ廃人」だった著者が、書では、究極の廃神に出会うべく旅をしながら、ネトゲの魅力をふんだんに伝えていく。学校の教師をしている「廃神」、世界ランキングを保持の美容師「廃神」や、大金を稼ぐ「廃神」、さらに、ボトルに用を足してゲームを続けるボトラー「廃神」、、これまでベールに包まれて来た「廃神」たちと遭遇し、そのベールを、次から次へとはがしてゆく。リアルでは決して平坦ではない物語を歩んで来た著者が、ときに優しく、きにむき出しの言葉で投げつけてくる言葉が、心に刺さる一冊だ。

目次

第1章 僕のいた世界(容赦ない現実と、甘えられない悲劇;インターネットは温かい。間違いなく裏切らないし ほか)
第2章 僕の見たネトゲ廃神(僕と廃人の日常;「ベッキー」と「伝説の廃神」 ほか)
第3章 もう一つのネトゲ戦争(町をうごめく黄色い集団、運営会社をこらしめろ!;喜べない新作と抗争 ほか)
第4章 リアル人生大逆転(頑張らないために必死な日々;リアル転生、最強の僕へ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maimai

27
父親の暴力に苦しみやがて投稿拒否になりやがて高校を中退した著者がネットゲームにはまり、その世界における人達との交流を通じて出版社のライターとして働いていく物語です。部屋の中にいても人と繋がることができるネットの世界って魅力的だと思います。生きていれば人に会いたくないときってあると思うし、ネットという逃げ場があってもいいんじゃないかと個人的に思います。またネトゲは中毒性があるみたいなのでやりすぎないようにとのことです。2016/04/02

Sato

8
図書館での立ち読みからの借り本。サラっと読み切った。共感とかはなく、こういう人がいるのか〜。著者は廃人くずれからの出版社バイトで一冊書かせてもらいましたと言ったノリの人。2021/11/29

B4

4
元ひきこもり、ネトゲ廃人だった著者。その時ネトゲで出会った人達との経験と、後のインタビューで、廃人、更には廃神に迫っていくのだけど、そちらの方は、そこまで興味を引く話があるわけではないです。むしろ、著者のリアルでの体験談から、10代の生身の人間としてのネトゲ廃人の姿が見えてきます。ネトゲに入り浸る人たち、それぞれに大なり小なりドラマがあると思うと、やっぱりそこは、独立した新しい世界であり、現実の延長線上でもあるんだと再確認できました。2014/04/22

しげ

4
著者はネトゲがきっかけで高校を中退した元ネトゲ廃人。執筆当時は十七歳だったそうです。幻の「ネトゲ廃神」を追って、日本全国を旅し、さまざまな人に会うことで、自分の生き方を振り返り、考えを深めていく過程に、まるで青春小説のような清々しさを感じました。いや、内容は決して爽やかでもないし、輝かしくもないんですけどね…。不思議です。2013/10/21

プロムナード

3
廃神たちへのインタビューはかなりあっさり風味で、みんな意外なほどまともに見える不思議。それよりネトゲ世界に無知なもので、界隈のエピソードが語られる第3章は面白かった。そして最終章で著者自身の人生が淡々と伝えられると格段にぐっとくる。機能不全家庭との相関は勿論あるんだろうけど、ネトゲには何かもっと深い、人生を良くも悪くも変えうるなにか異様なものがあるように思えるんです。2020/09/27

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